TOYOTA GAZOO Racing ダカールラリー2021に4台のハイラックスで参戦
2020年11月16日
TOYOTA GAZOO Racingは、2021年1月3日(日)よりサウジアラビアで開催される、ダカールラリー2021に4台のハイラックスで参戦すると発表した。参戦ドライバーは、昨年に引き続きナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組とジニエル・ド・ヴィリエール/アレックス・ハロ組、そして新たにヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組とシャミア・ヴァリアワ/デニス・マーフィ組が加わる。
チームはハイラックスで2012年よりダカールラリーに参戦しているが、ディフェンディングチャンピオンであったアル-アティヤ/ボーメル組は、2020年のダカールラリーを惜しくも2位で終了。その後、彼らは10月に行われたダカールラリーの前哨戦とも言えるラリー・アンダルシアで勝利を挙げた。2021年大会では、彼らにとって4度目となるダカールラリー総合優勝を目指すことになる。また、2012年からハイラックスでダカールに挑み、何度もチーム最上位フィニッシュを果たしているド・ヴィリエール/ハロ組も、ダカールラリーの優勝候補だ。この2組で上位を争い、確実に優勝を手にしたいところだ。
チームはダカールラリー2021に最新型のラリーレイド仕様のハイラックスを使用。車両は南アフリカ・ヨハネスブルグのキャラミ・グランプリ・サーキット近郊に位置するチーム本拠地で開発された。現行型の車両は2018年にデビューしたラリーレイド専用車になります。5リッターNAのV8エンジンをフロントミッドシップに搭載し、デビューした2018年のダカールラリーで総合2位、3位に入り、そして2019年には総合優勝を果たした。2020年も2位の好成績を残している。
ダカールラリー2021は2020に引き続き、サウジアラビアで開催さる。現地時間の2021年1月3日(日)にジェッダを出発予定だ。1月9日(土)ラリー中間の休息日を経て、後半戦は再びジェッダへと戻り1月15日(金)にゴールを迎えます。ダカールラリー2021のルートにはこれまで通り、夜を徹してでもサービスのあるビバーク地へと戻らなくてはならないマラソンステージに加え、スタートとゴールが同じ地点となる2つのループステージもあることが予想されている。
さらに、ダカールラリー2021では、新たにデジタル・ロードブックが採用されます。この方式はダカールラリー2020でも幾つかの限られたステージで試されたが、ダカールラリー2021ではそれが標準となる。この新たなフォーマットは先の予測できないラリーレイドという競技のレベルを高めるだけでなく、主催者による管理・運営の簡略化にも繋がるとされていて期待が高まっている。
Text、Photo:TOYOTA GAZOO Racing