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アプリ売りのオジさん彷徨記Vol.52「PEC東京マーケティング担当インタンビュー編」

2025年6月12日

PEC東京ってどうなの…?

4月下旬、ポルシェジャパンのご担当からイベントの情報をいただき、千葉県木更津市にあるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(Porsche Experience Center Tokyo)にお邪魔しました。イベントとは、一昨年スタートした制度で、優秀なコールセンタースタッフを讃えるプログラムです。コールセンターのモチベーションを上げつつ、クオリティを高める目的のリワード(褒賞)制度なんて、初耳でしたからね。しかも場所が場所だけに、興味津々でお邪魔したわけです。

来場された方々はよくご存じでしょうけど、ワタシは全く初めてだったこともあり、施設のマーケティング担当マネージャー「佐藤麻子さん」をご紹介いただき、レクチャーを受けつつお話しをお聞きしました。

「春先は貸し切りイベントなどが重なり、けっこう忙しい時期が多かったですが、今は終わって一段落しています。月に平均1~2回の貸し切りイベントがありますが、2輪含めVWグループのブランドが開催することもありますし、他ブランドのOEM(メーカー)にも使っていただいています。また過去には、某アパレルブランドのイベントもありました。VIPカスタマーをご招待されていましたが、皆さん楽しまれていらっしゃったのが印象的です。年間2万人弱の来場がありますから、お陰様で来場されたお客様には好評かと思います。」日本を入れて9カ所同様の施設が全世界にあるそうだが、その中でも日本の敷地面積は2番目に大きな施設だそうだ。(ドイツ2ヶ所・UK・イタリア・フランス・USも2ヶ所と中国)しかも年内にカナダ版もオープンするらしく、世界中で増殖中というのは驚きしかない。

玄関を入ると、この日はポルシェ911ダカールをはじめ特別な3台が展示されていました

ポルシェ919

ポルシェ911 GT3 RS


「試乗の1番人気は911カレラで、次が718GTSでしょうか。911GT3は少ないながらも需要が安定していまして、GT3 RSは4時間枠のみがお選びいただけます。平日でしたら、火曜~水曜は比較的空きがありますね。また、90分が1回分の枠で1日4枠ご用意していますが、わりとランチタイム前後は混みあいます。お気軽に、コーヒーやお食事だけでも構いませんので、立ち寄っていただきたいですね。」

ちなみにイチ推しのプログラムをお聞きしたところ、「今年の2月から始めたのですが、911カレラSとTaycan4Sの乗り比べプログラムがコスパ最高で、多くの方に乗り比べいただき、Taycan4S のパワーを体感していただきたい」そうです。「Taycanをタイカンしましょう」ですかね(笑)。

「平日など、限られた時間帯ですが、先導者が無線で誘導し、ご自身のポルシェで走るプログラムもご用意しています。」インストラクターはグローバル認定を受けた方たちなので、安心して走れるでしょうし、オーナーにとっては何より楽しい時間になるだろうなあ。

「また、冬場と真夏のオフシーズンには、カルーセル(コーナー内側が斜面になっているニュルブルックリンクの特徴的なコーナー)で記念撮影プログラムもご用意しました。」木更津にニュルがある、ってことですな。「親子参加型のキッズテッククラスも、最初は子供だけで親御さんは試乗と想定していました。が、ふたを開けると、専属のインストラクターが1人付きますから、親子で同乗体験を楽しまれることが殆どです。」

「実は木更津市のふるさと納税にも採用されまして、年間500名ほどはご利用いただいています。また、ギフトでのご利用もお薦めできますね。実は、ふるさと納税でご利用された方の多くはオーナーではなく、しかも試乗されてからの購入率が高いのも特徴です。」自分で楽しむだけでなく、何かの記念やお祝いでプレゼントすることもありだなぁ。もちろん購入検討をする際、ディーラーに試乗車が無いモデルもあるだろうから、PEC東京を訪れて気のすむまで試乗し、そして購入を決める方々が多いのだろう。GT3系に一定のニーズがある、というのもこの手のお客さんだろう、と想像を巡らせるオジさんです。

コース全景

最終コーナー

レストラン全景

キッズコーナーからレストランを望む

玄関にはマンタイキットを組み込んだGT3がお出迎え


この日は、マンタイキットを組み込んだGT3が玄関で出迎えてくれた。実はこの“マンタイパフォーマンスキット“を体験できるのは、PEC東京のみ。総額で800万くらいだから、インストールを考えている方々はここまで来る価値がある、ってことですね。ワタシは宝くじが当たるのを期待するばかり。

ドライビングシミュレータが並ぶ部屋。この日も数名のお客さんがいらしたが、女性がいらっしゃったのは驚き。

受付の右手奥にあったワークショップ。手術室のよう、とは言い古された表現だけど、その通りですなぁ。

タイヤの保管庫
ドリフトするプログラムもあるし、高速周回コースもあるから、交換するタイヤの量はハンパ無いらしい。

ビバンダム君もお出迎え。タイヤはもちろんミシュラン。WECもスポンサーしてるしね。

受付の左奥にはカフェコーナーがあり、気軽にお茶がいただける。

カプチーノをオーダーしたら、なんとクレスト柄が!柄をつける器具だけでも売れそうだ。

2階に上がる階段から受付方向

意外と敷居が低いPEC東京、手始めに木更津市関連のランニングイベントがあれば周回コースを走れるし(自分の足で走るのですが…)、ふるさと納税という裏技も使えそうだ。予算に余裕がある方、クルマ好きへのプレゼント、企業のVIP顧客向けのイベント、社内のチームビルディングなど、様々なシーンで使えること間違い無し。皆さんも一度、試乗しなくてもカフェやランチくらい、体験してみては如何だろう。

お問い合わせや予約は下記から。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京
千葉県木更津市伊豆島中ノ台1148-1
0120-718-911 / 受付時間:9:00-18:00 (定休日を除く)
E-Mail:PECTokyoinfo@porsche.co.jp
Web:https://porsche-experiencecenter-tokyo.jp/

Text&Photo:ナカタ ヒロユキ

【筆者の紹介】
ナカタ ヒロユキ
少年の頃から乗りモノ好きで、輸入車のセールスとしてキャリアをスタートし、インポーターでは法人営業や中古車を含め、様々な営業関係のマーケティングを経験。その後ドイツ系の会社で、業務支援アプリを全国の自動車ディーラーを中心に営業中。ほぼ毎週どこかへ出没するが、時には愛機Buellに跨ったり、料理を楽しんでいる。