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新時代を迎えた「KYOJO CUP」が開幕 その足元を支えるのは?

2025年5月20日

女性ドライバー限定のレース「KYOJO CUP」が9シーズン目を迎え、2025年5月10日〜11日には新たなマシンによる戦いが富士スピードウェイを舞台に繰り広げられた。

KYOJO CUPは、より多くの女性がモータースポーツに挑戦できる環境を提供することを目的に2017年にスタートしたレースシリーズだ。女性限定とすることで女性ドライバーが参加しやすい環境を整えたり、参戦車両を統一したワンメイクレースとすることで公平性を確保したり、参加ドライバーによる積極的な情報発信などといった取り組みにより、いまや人気のレースシリーズになっている。

プロを目指す女性ドライバーが集うKYOJO CUP。2025年は20名がエントリーしている。

2025年、そのKYOJO CUPがさらなる躍進に向けて新たな一歩を踏み出した。昨シーズンまでは日本のレーシングカーコンストラクターが手がける入門用マシン「VITA-01」を用いてきたが、今シーズンからはマシンをFIA-F4規格に相当するカーボンモノコックシャシー「KC-MG01」に変更。これに1.4Lターボとモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載することで、より高度な戦いが繰り広げられる。

2025年は新車両「ハイブリッドフォーミュラKC-MG01」により、さらなる高度な戦いが期待される。

その足元を支えるのが、イタリア発のスポーツホイールのトップブランド「OZ Racing」で、全車にOZ Racingのレース用ホイールが装着されているのだ。

KYOJO CUPのマシンすべてに、イタリア発のスポーツホイールのトップブランド「OZ Racing」製のレース用ホイールが装着される。

レースフォーマットにも変更があり、これまでは予選と決勝を1日で行っていたものを、2025年からは、土曜日に予選と周回数10周の「KYOJO Sprint」、日曜日に周回数12周の「KYOJO Final」を行う2レース制とすることで、これまで以上に内容の濃いレースウイークを過ごせるようにしている。

レースウイークには周回数10周の「KYOJO Sprint」と周回数12周の「KYOJO Final」の2レースが行われる。

5月10日〜11日には開幕戦が開催され、国内外から20名のドライバーが参加し、下野璃央選手が予選でポールポジションを獲得。さらに、KYOJO Sprint、KYOJO Finalで優勝し、その強さを見せつけている。

KYOJO Finalのスタートの様子。ポールポジションの下野璃央選手が真っ先に1コーナーへ。

年5ラウンドで開催されるKYOJO CUP、次戦は7月19日〜20日、日本のトップフォーミュラレースの「SUPER FORMULA」と併催で行われる。女性ドライバーたちの、熱く、華麗なバトルに注目だ!

KYOJO公式サイト:https://kyojocup.jp

KYOJO Sprint、KYOJO Finalともに下野璃央選手が優勝を飾った。

OZ Racingについて
F1をはじめ、WRC、WECなど、モータースポーツのさまざまなカテゴリーにホイールを提供し、数々の勝利を支えてきたOZ。そこで培ってきたテクノロジーとイタリアの芸術的なデザインが融合するOZのホイールは、ヨーロッパはもちろんのこと、世界で、そして日本でも数多くのファンから支持されている。

OZ公式サイト:https://www.ozracing.com/jp/

Text:アウトビルトジャパン
Photo:田村 弥