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【このギターキャデラックなんぼ?】エルビス プレスリーのためのスペシャルカー「キャデラック エルドラード ギターカー」がオークションに!

2025年5月9日

キャデラック エルドラード(Cadillac Eldorado):エルビス プレスリー(Elvis Presley)の愛車だった奇抜なギター キャデラックが販売される。長年行方不明とされていた、エルビス プレスリーのユニークなキャデラック エルドラードが、ついにeBayに登場した。この「ギターカー」の価格は驚きの設定だ!
Photo: Cadillac Eldorado Guitar Car Elvis Presley / ebay.com/guillaumherbi-0 Elvis Presley / Getty Images

ギターの形をした車が欲しいと思ったことはありますか?もしそうなら、今が絶好のチャンスだ。なぜなら、eBayでまさにそんな車が販売されているからだ。この「ギターカー」として知られるモデルは、1970年の「キャデラック エルドラード」で、エルビス プレスリーのために特別に改造されたものだ。

エルビスはキャデラックを約200台所有していたとされる

ロックンロールの王様にとって、新しい「キャデラック」はアメリカンスタイルと贅沢の究極の象徴だった。そのため、約200台を所有していたという話は驚くべきことではない。これらの車は、自身の使用だけでなく、家族や友人にも贈られたとされている。今回出品されているモデルは、映画やテレビ用の車に特化したエンジニア、ジェイ オアバーグ(Jay Ohrberg)がエルビス プレスリーのために特別に製作したものだ。

中央の座席、ネックの部分のカバーなどが欠落しているのが見える。
Photo: eBay/guillaumherbi-0

オアバーグの創作物には、ティム バートンの『バットマン』映画に登場するバットモービル、映画『ナイトライダー2000』の「KITT」、テレビ番組『ピンクパンサー』のパンサーモービル、そして『バック トゥ ザ フューチャー』のデローリアンなどが含まれる。そして、この巨大なギターのようなピンク色の「キャデラック エルドラード」だ。

「巨大」という言葉は控えめな表現で、41フィート(12.5メートル)の全長は、一般的な路線バスとほぼ同じ長さだ。ギターの特徴的な形状を実現するため、アメリカの「ランド ヨット」を2つに切り分け、その間に明らかに細い部分を挟んで再接合し、ギターのネックを模倣している。運転席はギターのサウンドホールの位置と同じ中央にある。

前輪は露出しており、後輪はカバーで覆われている。
Photo: eBay/guillaumherbi-0

ギターキャデラックの破損状態

数十年間、この奇抜な特注品は行方不明とされていたが、今回、eBayで再び現れた。販売者「guillaumherbi-0」によれば、この「キャデラック」は、フランスのオルレアンに所在している。ネットに公開されている写真から判断すると、このアメリカ車に元の輝きを取り戻すためには、相当の手入れが必要だ。現在、オークションにはまだ入札がなく、販売者はこの唯一無二の「キャデラック」を最低10,000ユーロ(約165万円)で出品している。希望者は直接購入のオファーを提出することも可能だ。

Text: Sebastian Friemel