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【モーターサイクルのすすめ】BMW R 1300 GS Adventureで行く四国、播但ツーリング

2025年5月6日

GWの行楽として、昔から一度は行きたいと思っていた四国カルストに、愛車のBMW R 1300 GS Adventureに跨り弾丸ツーリングを決行。

高速道路の深夜割狙いで早朝午前3時に東京を出発。東名・名神・山陽道・淡路道・高松道をBMW R 1300 GSAの最新鋭のACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)を快適速度に設定し、ひたすら西方に向かってひた走る。

630km走った高知道大豊ICを降りてから、R439の新緑が美しい山岳を見ながらワインデイングを楽しみ、約2時間で宿泊地である大渡ダムに到着した。初日の走行距離は740kmでした。

大渡ダム湖を見下ろす。四国中央部の国道は両サイドに山が迫っているのが特徴です。

2日目、山深い県道を縫うように走り四国カルストへ。自然の産物とは言え、風光明媚、幻想的景観に感動。それに四国中央部の山々が連なる稜線風景を見ながらのライディングは圧巻。遥々900km走って来た甲斐のある絶景でした。

四国カルストは日本三大カルストのひとつ。アルプスを思わせる異国情緒溢れる景色を堪能しました。

名残惜しくも、四国カルストを後に高知ICに行き、瀬戸大橋を渡って中国道を走り兵庫県西脇市の友人宅へ、素敵なガレージを拝観し、存分なおもてなしを受け、家族の皆様とともに楽しい時間を過ごさせていただきました。本日の走行距離690kmでした。

3日目、2人の仲間と落ち合い、丹波篠山からスズキ T500 初期型(Cobra)、Kawasaki MEGURO K3、BMW R 1300 GSAで播但エリアを200kmのツーリング、新緑映える里山を見ながら曲げ曲げの道のワイディングを楽しむことができました。

山の上に竹田城跡(基礎の石垣のみ)があるのですが、どのようにして天空の地に巨大な石を上げたのか?

途中寄った朝来市の竹田城趾、神子畑鉱山跡で、不思議な構築物を観て、人間の創造力の凄さを感じて止みませんでした。自分は35年前神戸に4年間赴任し、この播但エリアをDUCATI 900MHRで良く走り回ったものです。

神子畑鉱山選鉱場の巨大な水槽前で。ツーリングに付き合っていただいた面々。スズキT500、BMW R 1300 GSA、Kawasaki MEGURO K3。

今回、里山の景色は変らぬものの、国道沿いの街並が一新されていて、懐かしさとともに時の経過を痛感しました。

神子畑選鉱場跡でスズキ T500 を試乗させてもらいましたが、とにかく速い(以前乗っていた500SSマッハⅢと優るとも劣らず)、意外と低速トルクがあるのが印象的で、低いエグゾーストノートと、強いバイブレーションを伴いながらの加速感はまさに1960年代の“昭和なバイク”でした。

BMW R 1300 GSAからスズキ T500に乗り変えたら、現代の250ccスポーツバイクのようなコンパクトなサイズ感でした。

盛り沢山の楽しいツーリングを終え、夕方、東へ550kmの帰路となり、高速道路を一気に走り抜け、25:30に無事自宅に戻ってきました。

BMW R 1300 GS Adventureはとにかく大きい!走り出せば快適至極の高速ツアラーです。

GSAのコンピューターボードによる今回のツーリングは、走行距離2,131km、平均燃費21.2km/lでした。

Text&Photo:佐藤 実

【筆者の紹介】
佐藤 実
2年前66歳で仕事を引退し年金ライダーに。緩いアルバイトの傍ら2輪車ツーリング、ヴィンテージバイクレース、4輪車のイベントに参加。2輪車は半世紀渡りに俯瞰し、国内外の自動2輪40台を乗り継ぎ、現在,BMWR1300GSAをメインに、DUCATI、HONDA、TRIUMPH、Indianなど10台を所有。4輪車はJaguar E Type seriesⅢに乗るエンスージアスト。