ポルシェ911にスペシャルモデル「スピリット70」が登場!1970年代のスタイルを再現したポルシェ911カレラGTSカブリオレ
2025年5月20日

ポルシェ911スピリット70(Porsche 911 Spirit 70)にゴールドと「パシャ」のアクセント。911に本物のゴールドを採用。レトロなカラー、派手なパターン、そして贅沢な演出で、1970年代のスタイルを再現したスペシャルモデルが登場。もちろん数量限定!
ポルシェは、現行の「911カレラGTS」に70年代風のスペシャルモデルを投入。「911スピリット70」は、内外装に当時の典型的なデザイン要素を採用し、この10年のアンバサダーとしての役割を担う。
「パシャ」のインテリア
今回は例外的に、インテリアから見ていこう。ここでは、目立つパターンが広範囲に使用されている。このチェック柄は「パシャ(Pasha)」と呼ばれ、視覚的な錯覚を生み出し、表面が立体的に見える。スペシャルモデルでは、シートの中央部分やドアパネルだけでなく、グローブボックスの内側にもこのパターンが採用されている。

パターンだけでなく、カラーリングも目を引く。黒との対比色として、ポルシェは新しい色調を開発した。その色は「オリーブネオ」と名付けられ、プレスフォトではやや黄色がかった印象だが、他の写真では、名前の由来であるオリーブ色に見える。
新しい塗装色「オリーブネオ」
これだけでも70年代を彷彿とさせるが、ポルシェはさらに手を抜かず、さまざまな装飾を施している。フロントフードには、この時代の典型的なフォントで「911」の文字が刻まれ、その後に特別モデルのラリーストライプが施されている。これらのストライプは、黒いルーフにも同色で続き、統一感がある。

ドアには丸いゼッケンが施されており、購入者は数字を選択できる。その下にはポルシェのロゴが配置されている。
金メッキのエンブレム
1970年代は、奇抜なパターンや派手な色だけでなく、デカダンスもテーマの一つだった。ポルシェはこれを見事に表現し、金メッキのバッジを採用している!
特別な「911」は、後部に特に多くの金を使用している。ブランドロゴと911の文字、「Spirit 70」の文字が金メッキで誇らしげに刻まれている。フロントホイール後部には「Exclusive-Manufaktur(エクスクルーシブ製造)」のプレートに金属が使用され、車内では助手席側のダッシュボードにさらに金メッキの911エンブレムが配置されている。
特別モデルはハイブリッド
「カレラGTS」をベースにしているため、この特別モデルはハイブリッドモデルだ。3.6リッターのボクサーエンジンは電動モーターの支援により541馬力と610Nmのトルクを発揮する。走行性能は抜群だ。

限定1500台
特別仕様のコンバーチブル、「911スピリット70」は限定生産だ。1,500台が製造される。価格は、最低24万ユーロ(約3850万円)だ。ちなみに、これは「Icons of Cool」シリーズの第3弾モデルだ。このシリーズでは合計4つの特別モデルが発売される予定だ。新しい「Spirit 70」に加え、ポルシェは50年代を象徴する「911タルガ4Sヘリテージデザインエディション」と、60年代の雰囲気を再現した「911スポーツクラシック」を既に発売している。
Text: Katharina Berndt
Photo: Porsche AG