80年代の伝説ルノー5ターボが帰ってきた!新型ルノー5ターボ3Eは500馬力のパワーを有し、1,980台限定となる!最新情報をお届け!
2025年5月2日

ルノー5ターボ3E:伝説のルノー5ターボが帰ってきた!5ターボ3Eは4気筒ターボではなく、2基の電動モーターを搭載。そのパワーは500馬力!車重は1450kg!価格は破格!
伝説が蘇る!2024年初頭、ルノーは「R5」を復活させ、その後、小型電気自動車の「アルピーヌ」バージョンも発売した。だが、80年代の伝説の3台を完成させるためには、もう1台だけモデルが欠けていた。R5ターボだ!
ベースモデルのR5の5.5倍の価格(アップデート情報!)
「ルノー5ターボ3E」がかなり高価になることは予想されていた。ルノーは、コスト比率は初代「ターボ」とほぼ同じになることを示唆していたからだ。当時の基本価格は44,600マルク(約370万円)で、ベースモデルの「R5」の4.5倍の価格だった。ルノー自身はこれまで、「R5ターボ3E」を「最高のコストパフォーマンス」で提供すると述べていたが、基本価格が155,000ユーロ(約2,557万円)と予想される。これはベースモデルの5.5倍の価格になる!
この電気自動車は、ヨーロッパ、中東、オーストラリア、日本で販売される。「ルノー5ターボ3E」をガレージに置きたい人は、急いだ方がいいだろう。先祖の発売年にちなんで1,980台の限定生産だ。

予約販売
1,980台限定の「R5ターボ3E」を手に入れるためには、事前の予約が必要となる。予約するには、各国の予約フォームを記入し、その後ルノーから連絡があり、最終予約の日程を調整する。ただし、予約には5万ユーロ(約825万円)の手数料がかかる。オプションで追加料金を払えば、車両の番号も選択可能だ。2026年にカスタマイズフェーズが開始され、顧客は最終的な車両を構成することができる。最初の納車は2027年に予定されている。
R5ターボ3Eは「ミニスーパースポーツカー」と名付けられている
確かに、これは多額の費用だが、その代わりに非常に特別な車を手に入れることができる。新しい「ルノー5 E-TECH」の角張った基本形状はかろうじて認識できるが、「ターボ3E」は、かわいい量産車とはまったく異なる外観となっている。超幅広のスカートとXXLサイズのフェンダーフレアは、スポーツバージョンである「アルピーヌA290」さえも地味に見せてしまう。ターボは全体で26cm幅い2.03mとなり、BMW 5シリーズよりも10cm以上も広くなっている。
全長4.08mのこのホットハッチは、スーパースポーツカーと同じ長さ対幅の比率をコンパクトなサイズで実現している。当然のことながら、「R5ターボ3E」は「ミニスーパースポーツカー」として位置付けられており、実用的なコンパクト電気自動車ではない。ヘッドライトは大幅に小型化され、フロントバンパーには四角形に配置されたLEDストリップが採用されている。

後部は巨大なホワイトのディフューザーが支配し、その上部にダブルのエアロエッジが配置されている。大きな20インチのリヤホイール前に配置された壮観なエアインテークは、オリジナルへのオマージュとして成功しているだけでなく、充電ポートも収納している。
800ボルト技術とホイールハブモーター
「R5ターボ3E」は見た目だけでなく、標準の「R5」とは全く異なる車だ。通常の「R5」はルノーグループの「AmpR」プラットフォームを採用しているが、「ターボ」モデルには800ボルトのアーキテクチャが採用されている。この技術により、最大350kWの充電出力が可能となり、15%から80%までの充電をわずか15分で完了できるとされている。ルノーは航続距離を400km以上と公表している。

しかし、言うまでもなく、この電動レーシングカーは航続距離でアピールするのではなく、運転の楽しさを最優先に設計されている。その動力源は、それぞれ200kWの電動モーター2基で、どちらも後輪のホイールハブに搭載されており、70kWhのバッテリーを車体下部に収納可能にしている。
R5ターボ3Eの出力は500馬力を超える
「R5ターボ3E」の出力は驚異の540馬力と4,800Nm — はい、その通り。さらに、この車の重量はわずか1,450kg。0から100km/hまでの加速は3.5秒、最高速度は270km/hとされている。このスペックシートを見れば、「ターボ3E」がその過激な外観にふさわしい性能を備えていることは明らかだ。実際の走行性能がどうなるか、楽しみだ。
結論:
ルノーは「ルノー5」で、電気自動車もエモーショナルビークルであることを示したが、「5ターボ3E」はそれを極限まで追求し、圧倒的な外観に加え、驚異的な性能も備えている。この小さな車が外観通りの走りを見せれば、ルノーは全てを正しく行ったと言えるだろう。
Text: Jan Götze and Sebastian Friemel
Photo: Renault Group