トヨタのアイコンモデル スープラのファイナルエディション 300台限定「トヨタ スープラA90ファイナルエディション」登場!
2025年4月14日

トヨタ スープラA90ファイナルエディション。このトヨタ スープラはポルシェ911よりも高価だ。トヨタは、スープラの生産を中止する前に、よりパワフルで、外観を変更し、価格も大幅に値上げしたスポーツカーの限定版「ファイナルエディション」を発売する。
自動車業界で最も有名な名前のひとつ、トヨタ・スープラ。この日本のスポーツカーは、少なくとも映画『ワイルド・スピード』シリーズ以降、国際的な名声を獲得した。そして、5世代目となる現行モデルが市場に登場してからまだ5年しか経っていないにもかかわらず、このクーペの生産終了が迫っている。しかし、その前にトヨタは、「ファイナルエディション」を発表した。
ファイナルエディションは14万ユーロ(約2,300万円)以上(アップデート情報!)
最終バージョンにふさわしく、「トヨタ スープラA90ファイナルエディション」は無制限に販売されるのではなく、厳密に限定された台数のみが販売される。「ファイナルエディション」は世界でわずか300台のみが製造される。この一台を自分のものにしたい人は、今すぐ「トヨタ スープラA90ファイナルエディション」を注文しなければならない。

しかし、限定版「スープラ」の価格は142,800ユーロ(約2,350万円)と、「ポルシェ911」よりも高価であるため、価格がややネックとなるだろう。さらに、コンフィギュレーターによると、78,950ユーロ(約1,300万円)からとなっている現在の6気筒モデルのマニュアルトランスミッション仕様よりも、80%ほど高価だ。もちろん、見た目の洗練に加えて、よりパワフルなエンジンも搭載されている。

ファイナルエディションはよりパワフルで高速
オリジナルの340馬力から、3リッター6気筒エンジンは435馬力を発生し、最大トルクは70Nm増の570Nmに達する。また、ファイナルエディションはさらに高速化され、270km/h(以前は250km/h)まで加速できる。

これは、吸気ダクトの最適化、排気背圧の低減と改良型触媒コンバーター、およびエンジン制御ユニットの適応により実現した。さらに、シャーシも改良され、減衰力調整機能付きKWサスペンションにより、16段階の圧力調整と12段階の牽引調整が可能になった。パワーステアリングの最適化により、さらにダイレクトなステアリング操作が可能になるはずだ。
新しいカーボンパーツによる視覚的なチューニング
改良されたドライブユニットに加え、300人の顧客は視覚的な変化も期待できる。これには、Gazzoレーシングの風洞で「スープラA90」専用に開発された多数の空力パーツが含まれる。その中には、カーボン製フロントスプリッターや、スワンネックリアウィングなどがある。そしてアルカンターラ張りのレカロ製シートで完成している。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Toyota Motor Company