OZ Racingの「Superturismo TGR-WRT」が超人気のワケは?
2025年4月8日

イタリア発のモータースポーツホイールのトップブランド「OZ Racing」が手がける「Superturismo TGR-WRT」が、2024年春の発売以来、高い人気を集めている。その理由は?
OZ Racingとトヨタのラリーチームといえば、1990年代の「セリカ」の黄金時代から、ともにWRCを戦い、多くのタイトルを獲得してきた間柄。その伝統を受け継ぎ、WRC(世界ラリー選手権)にともに挑むTOYOTA GAZOO Racing ワールドラリーチーム(以下、TGR-WRT)とOZ Racingが世に送り出すコラボレーションレプリカモデルが「Superturismo TGR-WRT」だ。

「OZ Superturismo LM」をベースに、センター部分にOZ RacingとTGR WRTの文字を配する「Superturismo TGR-WRT」。写真のレースホワイトにかぎり、センター部の文字がレッドになる。
OZの人気モデルである「OZ Superturismo LM」をベースに、センター部分にはOZ RacingとTGR WRTの文字を配し、さらに、TGR WRT公式ロゴをあしらったセンターキャップを装着する。カラーバリエーションは、「レースホワイト」「マットブラック」に加えて、TGR-WRTがWRCで使用する特殊ペイント「ラリーグラファイト」を設定するなど、細部にいたるまでこだわった仕上がりになっている。
マットブラックが精悍な「Superturismo TGR-WRT」。TGR WRT公式ロゴをあしらったセンターキャップが装着されるのも人気の秘密だ。

そんな「Superturismo TGR-WRT」が人気を博している理由について、OZの日本支社であるオーゼットジャパン株式会社で代表を務める内⼭晶弘氏はこう語る。

1990年代の「セリカ」の黄金時代から、ともにWRCを戦い、多くのタイトルを獲得してきたOZ Racingとトヨタのラリーチーム。その伝統が「Superturismo TGR-WRT」を生み出した。
「一番の理由は、『Superturismo TGR-WRT』がTGR-WRTとOZ Racingとの公式コラボレーションモデルであるということです。単なるOZの『Superturismo』ではなく、WRCで活躍するトヨタのワークスチームと共同開発された特別なモデルという点が、ファンの心を掴んでいるのでしょう」

GR車との高い親和性も人気の秘密だ。
「TGR WRT公式ロゴをあしらったセンターキャップも実に魅力的です。『GRヤリス』をはじめGR車を所有するユーザーにとっては、純正テイストを残しながら、カスタムホイールの魅力が楽しめるのも、『Superturismo TGR-WRT』を選ぶ理由でしょう。加えて、WRCで培ったレーシングDNAが息づくデザインや機能性も見逃せません。『Superturismo』のマルチスポークデザインは、モータースポーツシーンで鍛えられた剛性、軽量、放熱性を兼ね備えており、見た目だけでなく機能性に裏付けられたデザインなのです」
「Superturismo TGR-WRT」は17インチから21インチまでサイズが用意され、GRヤリスをはじめとしたGR車や、「クラウン」「アルファード」「ヴェルファイア」などさまざまな車両に対応。愛車のスポーティさを際だたせたい人には、まさに打ってつけのホイールなのだ。
「ランドクルーザー」にはTGR-WRTとのコラボモデル「Rally Desert TGR-WRT」を用意。「ラリーグラファイト」と「マットブラック」が選べる。

なお、OZでは「ランドクルーザー」「ランドクルーザーGRスポーツ」など向けに「Rally Desert TGR-WRT」を用意している。こちらは、軽快なスタイルとオフロード走行に必要な頑丈さを兼ね備える「Rally Desert」をベースに、「Superturismo TGR-WRT」同様、センター部の文字やTGR-WRTのロゴ入りセンターキャップにより、特別なデザインに仕上げている。「ラリーグラファイト」と「マットブラック」の2色を設定、サイズは18インチとなる。人気のランドクルーザーをより個性的に彩るには見逃せないアイテムである。

OZ Racingについて
F1をはじめ、WRC、WECなど、モータースポーツのさまざまなカテゴリーにホイールを提供し、数々の勝利を支えてきたOZ。そこで培ってきたテクノロジーとイタリアの芸術的なデザインが融合するOZのホイールは、ヨーロッパはもちろんのこと、世界で、そして日本でも数多くのファンから支持されている。
OZ公式サイト:https://www.ozracing.com/jp/
Text:アウトビルトジャパン
Photo:オーゼットジャパン、TOYOTA GAZOO Racing