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【マジか!?】アンビリバボー!ポルシェGTモデル6台を落札購入するとトランスポーターが無料で付いてくるなんて・・・

2025年4月10日

ポルシェコレクションがオークションに!ポルシェ911を6台を購入すると、トランスポーターが無料で付いてくる!人気のポルシェ911GTモデル6台と、それにぴったりのトランスポーター1台。このコンプリートパッケージが、最低入札価格なしでオークションに出品された!

あなたは、お気に入りのミニカーをいつも持ち歩いていた子供の一人でしたか?オークションにかけられたこの素晴らしいコレクションは、それを再現する。お気に入りのポルシェ6台と、それにぴったりのトランスポーターを手に入れれば、どこに行くにも愛車と一緒に移動できる。

このような考えが、2025年4月に有名なオークションハウス、「RMサザビーズ」でオークションにかけられた特別なポルシェコレクションの背景にあるのかもしれない。最も人気の高い「ポルシェ911(991)」の6台が、トランスポーター付きのパッケージとして最低価格なしでオークションに出品された。

壮観な光景: ポルシェ911GTモデルが満載のカートランスポーターは、そうそうお目にかかれるものではない。

これらのポルシェは、パッケージの一部だ

ポルシェは、公道用「GT」モデル4台とレーシングカー2台だ。ハイライトのひとつは、2016年式の「ポルシェ911 R」だ。単なる白地に赤のストライプの車だが、コレクターにとっては、この「911R」は走行距離が非常に少ないという点が興味深いはずだ。特別仕様車の走行距離計は50km以下(!)を示している。

これは「ガーズレッド」の「991.2 GT3」にも当てはまる。走行距離に加えて、この車の特別な特徴は、「991.2 GT3」の多くはPDK仕様で注文されたが、マニュアルトランスミッション車であることだ。その他の装備も非常に充実しており、クラブスポーツパッケージとカーボンセラミックブレーキ(PCCB)が装備されている。

すべてほぼ新車状態のポルシェ911

「991.2 GT3」のウィング付きモデルに合わせ、クラシックなブラック/ブラックのカラーコンビネーションの「991.2 GT3ツーリング」も提供されている。この車にもPCCBとカーボン製フルバケットシートが装備されており、走行距離は20km未満(!)、ほぼ新車状態だ。

公道走行が認められた4台の「GT」モデルは、人気の高い「991.2 GT3 RSヴァイザッハ パッケージ」で完結する。そして、これまた走行距離わずか27km(!)のこの「911」も、ほぼ新車同様だ。4台のポルシェはすべて、2023年にポルシェで最後の点検を受けているので、近いうちにまた点検が必要になる。

ロードゴーイング911が4台とレーシング911が2台でいずれも991シリーズだ。

もし次のサーキット走行会に「GT3 RS」では過激さが足りないと思われるなら、今回のポルシェパッケージには2台のレースカーも含まれている。1台目は2018年式の「991.2 GT3 Cup」で、まだ工場出荷時の保護フィルムが貼られたままの状態だ。

さらに過激なものを求める方には、この6台のコレクションには「991.2 GT3 Cup R」も含まれている。もうお分かりかもしれないが、念のためお伝えしておくと、これらのポルシェ911はいずれもサーキットで走ったことはなく、どれも新品同様のコンディションだ。

ポルシェのコレクションが素晴らしいものであるのに加え、Rolfo-Auriga製のトレーラー付き「MAN TGX 18.640(MAN=ミュンヘンのトラック&バスメーカー)」のトラックは興味深いことに、ほとんど使用されておらず、走行距離はわずか500kmで、ほぼ一度くらいしか走らせていない状態だ。

Rolfo-Auriga製のトレーラー付きMANの走行距離はたったの500kmほど。

最低落札価格は設定されていない

ポルシェコレクターにとっては、「991」シリーズの人気車種である911GTモデル6台と、それらを輸送するためのトランスポーターがセットになったこのコレクションは非常に魅力的だろう。

ちなみに、このコレクションにRMサザビーズは、想定落札価格を表示していない。さらに、最低価格も設定されていない。とはいえ、ポルシェの市場価値だけでも控えめに見積もっても6台で、合計120万~140万ユーロ(約1億9,800万~2億3,100万円)はすると思われるため、このコレクションはお買い得というわけではないだろう。それでも、それらのことを踏まえた上で、子供の頃からの夢を叶え、お気に入りの車をいつも手元に置いておきたいという人は少なくないはずだ。

Text: Jan Götze
Photo: rmsothebys.com