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ポルシェ カイエン ターボS Mansory(マンソリー) チューンナップバージョン

2020年11月5日

ポルシェ カイエン ターボS チューニング&お化粧直し: マンソリー

チューナーであるマンソリーがポルシェ カイエンを「より美しく」仕上げる。
マンソリーは現行ポルシェ カイエンに人目を惹くボディキットを与え、パワーを700馬力にアップした。0-100km/hはわずか3.2秒!

マンソリーがあるモデルのチューニングを始めたと聞けば、我々はほぼ確信する。
その結果は万人の好みに合うこととは言えないものの、人目を惹くことだけは間違いない、と。
これはポルシェ カイエンとそのクーペの、マンソリーによる、最新アップグレードにも当てはまる。

印象的なデザインと強力なパフォーマンス
レッドのSUVとオレンジのクーペは、そのペイントだけで目を惹く。
また、カーボン製のエンジンフード、フロントの印象的なエアインテーク、リアのディフューザー、アドオンスポイラー、ワイドなサイドスカートとホイールアーチエクステンションなどが装着されている。
315ミリ幅のタイヤを23インチホイールに履かせているにもかかわらず違和感はない。
車内には、カーボンの装飾だけでなく、レザーとアルカンターラが多用されている。

マンソリーはノーマルのSUVとクーペバージョンの両方のアップグレードバージョンを提供している。

チューナーはデザインだけでなく、4リッター8気筒エンジンもアップグレードしている。
標準モデルの550馬力の代わりに、改変後のエンジンは700馬力を発揮し、トルクは770Nmから900Nmに増加されている。
再度プログラミングされたコントロールユニットと新しいエキゾーストシステムがこれを可能にしている。
0から100km/hまで、どちらのSUVも、標準型よりも0.8秒速い、3.2秒で加速する。
そして最高速度も、標準モデルの285km/hから、300km/hにまで上昇している。

ポルシェのチューニングモデルというのは、果てしなく続くらしい。
今度はカイエンのターボSをチューナーのマンソリーが仕上げた一台が発表された。
ポルシェ カイエンのターボといえば、普通にポルシェのお店で売っているクルマでも驚くほど速く、それでもう十分以上な高性能SUVなのだが、それに手を加えるとこういう風になる、という典型的な例が今回のマンソリーの仕上げた一台だ。

馬力は昨今チューンドカーでお決まりの?700馬力に900Nmという数字が並び、それにカーボンファイバーのパーツを組み合わせ、思い切り扁平率の高い21インチ~23インチのタイアを履いて、300キロの世界を目指す、というのが定番となっている。
価格は発表されていないが、なんだかんだで、4,000万円~5,000万円というところなのではないだろうか。
なんだか数字の羅列ばかりになってしまったが、そのものすごい数字のどれにも慣れてしまっている自分に驚く。自分の車など、どれもその数字とは違うレベルの数値だというのに…。

Text: Michael Gebhardt
加筆:大林晃平