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【トヨタのマイクロカー】「トヨタFT-Meコンセプト」未来の都市型移動手段のあり方を示すコンセプトモデルが登場

2025年3月30日

トヨタFT-Meコンセプト:持続可能な都市型移動手段には充電口は不要。トヨタはFT-Meでマイクロカー市場への参入を狙っている。このコンセプトカーは、未来の都市型移動手段のあり方を示している。

「L6e」クラスの小型電気自動車は、かつてないほど人気が高まっている。都市部では駐車スペースがますます不足しているため、当然のことである。同時に、自動車運転免許を持たない人々にも最適だ。なぜなら、これらの小型車はドイツではAM免許(15歳から取得可能)で運転できるからだ。トヨタは、まさにこのニッチ市場をターゲットに、未来のマイクロモビリティのための革新的なコンセプトカー、「FT-Me」を開発した。

トヨタFT-Meコンセプトの車体は、すべてリサイクルプラスチックでできている。

車椅子でスマートに移動

「FT-Me」は全長2.5m、最高速度45kmのコンパクトな2人乗り車だ。視認性を考慮した設計により、市街地での運転に適した全方位の視界が確保されている。マルチメディアシステムは搭載されている?車両のすべての機能はアプリで制御する。特に賢いのは、メーカーによれば、車いすユーザーは、すべてをハンドルで操作できるため、「FT-Me」を改造せずに運転できるということだ。そして、車いすは助手席側に収納できるようになっている。

車椅子のユーザーは、助手席側に車椅子を置くスペースがあるため、FT-Meをそのまま利用できる。

特に革新的なのは、持続可能なコンセプトだ。車体はすべてリサイクルプラスチックでできており、ルーフに組み込まれたソーラーパネルが追加のエネルギーを供給する。天気が良ければ、コンセントでの充電すら不要になる。トヨタは、「FT-Me」の正確な市場投入時期と価格については、現時点では明らかにしていないが、リース条件は特に魅力的なものになるだろうと発表している。

Text: Lena Trautermann
Photo: Toyota