1. ホーム
  2. ニュース
  3. 【バッドニュース】「テスラ サイバートラック」が極度の販売不振 テスラは予定していた50万台ではなく4万台しか販売できていない その対応策は?

【バッドニュース】「テスラ サイバートラック」が極度の販売不振 テスラは予定していた50万台ではなく4万台しか販売できていない その対応策は?

2025年4月7日

テスラはサイバートラックの販売について予定していた50万台ではなく、4万台しか販売できていないことが明るみに出た。果たして自動車ローン金利の引き下げだけで状況は変わるだろうか?

「テスラサイバートラック(Tesla Cybertruck)はテスラ社が自動車市場に一石を投じようとした試みだった。しかし、鉄製のピックアップトラックは売れ行きが鈍い。販売を促進するために、新たな条件が導入されることになったが・・・。

50万台ではなく、わずか4万台のテスラ・サイバートラックが販売された

サイバートラックの50万台は2024年に販売される予定であると、電気自動車が発表された際に、イーロン・マスク氏は発表した。しかし、これまでのところ、納車された車両は約4万台にとどまっている。そのため、生産はすでに削減せざるを得なくなっている。しかし、それだけでは十分ではない。テスラは現在、売れ行きの悪い商品を顧客に届けるために条件を微調整している。

サイバートラックの破格の金利

業界誌「Electrek」が報じたところによれば、テスラは2025年第1四半期に少なくとも1万台の販売を目指し、サイバートラックの自動車ローン金利を6.00%から1.99%に引き下げた。とは言え年間では、やはり4万台程度にとどまる。「Electrek」誌によれば、サイバートラックの開発費を回収するのにも十分ではない。

テスラ・モデル2の方が良かった?

専門家たちは意見が一致している。サイバートラックのようなマッスルカーではなく、テスラ・モデル2を発売した方が良かった、つまり、それに見合った低価格の小型テスラを発売した方が良かったということだ。

テスラにとって、現在は状況が芳しくない。ドイツ議会選挙の直前、マスク氏がAfDを支持する発言をする前から、すでに販売台数は激減していた。この発言が販売台数の安定化につながることはなく、それどころか、マスク氏がドナルド・トランプ氏と親しい関係にあることもあって、他のEU諸国でも販売台数は急落した。

テスラの株価にもその影響が及んだ。アナリストらは、株価回復のためには、テスラが今年、やはり3万5,000ユーロ(約560万円)前後の新型電気自動車を発売することを期待している。

ドイツでの発売は不透明

ちなみに、サイバートラックはその設計上、ドイツでは公道を走ることができない。噂によれば、テスラはスリムダウンしたバージョンをいずれヨーロッパにも投入したいと考えているようだ。しかし、成功を収めていない現状を踏まえると、これは疑問の余地があるだろう。

Text: autobild.de
Photo: Tesla