【このCLSなんぼ?】走行距離18万km超のエレガントな「メルセデスCLSシューティングブレーク」が約270万円と手頃な価格で販売中
2025年3月29日

メルセデスCLS 350 CDIシューティングブレーク(2013):メルセデスCLSシューティングブレークは、エキゾチックな車だが、より実用的なEクラスワゴンを選ぶ人が多いのも事実だ。そのため、このエレガントなメルセデスは、手頃な価格で中古車市場で販売されている!
「メルセデスCLSシューティングブレーク」は、ひとつの試みだった。2012年から2018年にかけて、シュトゥットガルトに拠点を置くこのメーカーは、人気の高い「Eクラス エステート」の上に、さらにエレガントなエステートカーを追加する余地があるかどうかを試してみたかったのだ。数年後、「CLSシューティングブレーク」にはファンがいるものの、残念ながら人気は出なかったことが分かった。しかし、中古車購入者にとっては、有力な選択肢となり得る!
「CLSシューティングブレーク」は全長が約5メートルあるにもかかわらず、エレガントなルーフラインにより、「Eクラス」のエステートと比較すると、積載容量が若干少なくなっている。しかし、590リットルから1,550リットルのトランクスペースがあれば、ほとんどの突発的な買い物には十分だろう。さらに、「CLSシューティングブレーク」は、堅実だがやや地味な「Eクラス」よりも、より贅沢な雰囲気を醸し出している。
シューティングブレークは2代目のみ
シューティングブレークが存在したのは2代目のみで、4ドアクーペ「メルセデスCLS(C218)」と「ステーションワゴン(X218)」だった。初代の「CLS(W218)」も3代目「CLS(C257)」にもシューティングブレークは存在しない。170馬力の「CLS 220 d(当初は250 CDI)」から、585馬力の「CLS 63 S 4MATIC」まで幅広くラインナップされていた。これほどまでに幅広いエンジンが用意されていたにもかかわらず、中古車市場での供給は限られている上に整備の行き届いた車は稀だ。

現在、「Ando Automobile GbR」では、クラシックなカラー「オブシディアンブラックメタリック」の「メルセデスCLS 350 CDI 4MATICシューティングブレーク」を販売している。このエステートカーは2013年3月に初めて登録された前期型だ。
この「CLS」は182,000km走行しているが、完全整備済みだと言われている。しかし、広告には最後の点検整備が2022年11月に行われたと記載されているため、次の点検整備が必要となる。また、4オーナー車というのはあまり良いことではない。
新車時価格は9万ユーロ(約1,480万円)以上
最初のオーナーは、ベースバージョンで既に6万8,366ユーロ(約1,120万円)と高額な「CLS 350 CDI 4MATIC」に、豊富なオプションを追加した。特筆すべきハイライトには、AMGライン、キーレスエントリー、取り外し可能な牽引バー、Comandナビ、ハーマンカードン製のLogic 7サウンドシステムなどがある。最終的な価格は9万ユーロ(約1,480万円)を超えた。

11年と18万kmの走行を経た現在、この3リッターディーゼルエンジンと全輪駆動を搭載した265馬力の「CLSシューティングブレーク」は、比較的リーズナブルな、1万6,990ユーロ(約270万円)で販売されている。ちなみに、これは、新車価格に対して約7万5,000ユーロ(約1,230万円)の節約に相当する。また、市場に出回っているAMGライン付きの車種の中で最も安い部類に入る。
Text: Jan Götze
Photo: Ando Automobile GbR