トヨタ C-HRがまったく新しいデザインで登場!初のトヨタ製コンパクトSUVの新型「トヨタC-HR+」の全情報!
2025年4月18日

トヨタC-HR+:トヨタが電気自動車版C-HRを発表。トヨタは初のCセグメントSUVの電気自動車「C-HR+」を発売する。贅沢なスタイリングで知られるハイブリッドC-HRよりも、やや伝統的なデザインを採用した。
BEVのCセグメントSUV、C-HR+をご紹介
新型「トヨタC-HR+」を見て最初に思うことは、「C-HR」は知っているが、これはかなり違うように見えるということだ。それには理由がある。「C-HR+」で、トヨタはコンパクトSUVの独自のバージョンを市場に投入しようとしているのだ。新鮮なデザインと改良されたインテリアで。もう一つの違いは、よく知られた「C-HR」がハイブリッドのままであるのに対し、「C-HR+」は純粋な電気自動車であることだ。

価格は未発表
トヨタは、「トヨタC-HR+」の価格をまだ発表していない。ハイブリッド「C-HR」の価格は3万3,990ユーロ(約544万円)からだが、バッテリー技術にはコストがかかる。したがって、完全電気自動車の「C-HR+」は、より高価になる可能性が高い。我々は、57.7kWhの小型バッテリーを搭載したバージョンは、約4万5,000ユーロ(約720万円)からになると予想している。
デザイン:エッジを減らし、よりダイナミックに
エッジの効いた「C-HR」は、非常に表情豊かなデザインだが、新型「C-HR+」は丸みを帯び、より調和の取れたデザインとなっている。デザインが変わっても「C-HR」がトヨタの成功を支える独自性を失うことはない。

バンパー、ラジエーターグリル、ヘッドライトは「C-HR+」用に完全に再設計され、クーペのようなルーフライン、印象的なルーフスポイラー、特徴的な「ダックテール」リヤは、ダイナミックな外観を強調するだけでなく、空力特性も最適化している。
ドライブ:3種類のドライブの組み合わせを用意
「C-HR+」は、電気自動車の「e-TNGA」アーキテクチャーをベースとしている。そして、3種類の駆動方式が用意されている。
・57.7kWhのバッテリーを搭載したC-HR+、167馬力、前輪駆動
・77kWhのバッテリーを搭載したC-HR+、224馬力、前輪駆動
・77kWhバッテリー搭載のC-HR+、343馬力、全輪駆動
最上級バージョンは、GRモデルを除いて、トヨタで最もパワフルなモデルだ。「C-HR+」は、0-100km/h加速が5.2秒、航続距離は最大600km、最大150kWのDC充電に対応すると言われている。
インテリア:大型ディスプレイを備えたモダンなインテリア
インテリアは14インチのマルチメディアディスプレイを中心に構成されており、すべての機能をこのディスプレイで操作することができる。さらに、「MyToyota」アプリを使用すれば、車両の状態を常に確認することができる。ハイブリッド「C-HR」との違いの1つとして、プラスバージョンではコックピットがドライバー志向ではなくなっている。その代わり、モダンで整然とした、よりわかりやすいデザインに変更されている。しかし、トヨタはタッチスクリーンと物理的なボタンの組み合わせという、実績のある操作コンセプトを維持している。

路上での運転をサポートする数多くのアシスタンスシステムが搭載されている。「C-HR+」には、ブラインドスポットモニターとアダプティブハイビームが標準装備されている。さらにサポートが必要な場合は、オプションでパーキングアシストと360度カメラを注文することができる。
結論:
「トヨタC-HR+」は、「C-HR」のBEVとしての進化であり、なおかつ完全に独立したモデルだ。その印象的なデザインとアップデートされたインテリアは、名前は馴染みのあるものであっても、新鮮なアイデンティティを与えている。しかし、「C-HR+」が真の成功を収めるかどうかは、トヨタの価格戦略に大きく依存することになるだろう。
フォトギャラリー:新型トヨタC-HR+(2025)







Text: Lena Trautermann
Photo: Toyota