TOYO TIREは連覇を目指して今年もニュルブルクリンク耐久レースに「PROXES」装着車両で参戦する
2025年3月20日

TOYO TIREは、ドイツ・ニュルブルクリンクにて開催される耐久レースに今年も参戦する。
TOYO TIREは、3月21日(金)から開催される年間シリーズ戦「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(Nürburgring Langstrecken Serie)」、および6月19日(木)から22日(日)にかけて開催される「ニュルブルクリンク24時間レース(The ADAC RAVENOL 24h Nürburgring)」に、TOYO TIREのフラッグシップブランド「PROXES(プロクセス)」の専用レースタイヤを装着した車両を投入し、「TOYO TIRES with Ring Racing」として参戦する。また、今年は「TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)」の若手ドライバーを起用することが決まっている。
昨年のニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)では、第7戦「NLS5」において、「TOYO TIRES with Ring Racing」が「TOYOTA GR Supra GT4 EVO」でワンツーフィニッシュを果たし、2024年SP10クラスのシリーズチャンピオン獲得している。

NLSおよびニュル24時間は、世界でも有数の過酷な耐久レースとして知られている。ニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置し、約5kmのGPコースと約20kmの北コース(ノルドシュライフェ)から構成される全長約25kmのサーキット。特に北コースは300mもの標高差や170ヵ所以上のコーナーなど過酷な条件を備えていることから「緑の悪魔」と呼ばれている。
1930年代からグランプリレースの舞台としてレースシーンを彩ってきたニュルブルクリンクは、ここでのラップタイムが車両の性能をアピールする指標になり、多くの自動車メーカーやタイヤメーカーが製品の性能を追求する場として活用している。
NLSは、ニュル24時間に参戦するドライバーがコースの習熟や実戦テストなどを目的として出場し、ニュル24時間の前哨戦の役割を果たすレースとして位置づけられる。TOYO TIREは、2020年より継続して、NLSおよびニュル24時間に参戦。今年はさらにアップデートされた、サステナブル素材を採用したレースタイヤ「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」を装着し、SP8TクラスにTOYOTA GR Supra GT4 EVOで、SP-PROクラスにPorsche 911 GT3 Cupで、SP10クラスにTOYOTA GR Supra GT4 EVOで出場する。SP-PROクラス参戦用の「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」では、重量全体のうち33%にサステナブル素材が使用されている。
今年からSP8Tクラスでは、TGRドライバー4選手が起用される。また、昨年のNLSでSP10クラス年間チャンピオンを獲得した3選手は引き続き、総合上位をめざして上級グレードのSP-PROクラスより参戦。SP10クラスでは、PROXESブランドアンバサダーである木下隆之選手を引き続きドライバーとして起用して、ニュル24時間でのクラス優勝をめざす。
SP-PROクラスのドライバー
TOYO TIRES with Ring Racing
・Andreas Gülden(アンドレアス ギュルデン)選手
・Tim Sandtler(ティム サンドラー)選手
・Marc Hennerici(マルク ヘネリッチ)選手
SP8Tクラスのドライバー
・中山雄一選手
・ジュリア―ノ アレジ選手
・小高一斗選手
・小山美姫選手
SP10クラスのドライバー
・木下隆之選手

これらの過酷なレースで得られるデータや知見は今後の高品質、高機能商品の開発に生かされるとともに、TOYO TIREが方針として掲げる「持続可能なモビリティライフの実現」に寄与する。
Text:アウトビルトジャパン
Photo:TOYO TIRE