1. ホーム
  2. EV
  3. 【ニューモデル速報】フォルクスワーゲンの未来の最小電気自動車「VW ID.EVERY1」全最新情報!

【ニューモデル速報】フォルクスワーゲンの未来の最小電気自動車「VW ID.EVERY1」全最新情報!

2025年3月12日

VW ID.EVERY1:フォルクスワーゲンの未来の最小電気自動車。2万ユーロ前後のVWのエントリーレベル電気自動車が登場!最新の全情報をお届け!

VWの新しいエントリーレベルの電気自動車

VWは電気自動車のラインナップを拡大している。早くも2026年には、2万5,000ユーロ(約400万円)クラスの小型電気自動車「ID.2 all」が発売され、2027年には2万ユーロ(約320万円)前後の別のエントリーレベルe-モデル「ID.EVERY1」が発売される予定である。

「ID.2」は電気自動車版「ポロ」となる予定で、「ID.EVERY1」は2023年まで生産された「VW Up」の後継車となる。現時点では、この名称はあくまでも仮称であり、量産モデルが「ID.EVERY1」と呼ばれるかどうかはまだわからないが、少なくともネーミングの権利を確保している。

価格:ベース価格2万ユーロ前後

「ID.EVERY1」の発売までにはまだしばらく時間がかかる。ウォルフスブルクに拠点を置くメーカーは、eモビリティをこれまでよりも手頃な価格で提供することを目指している。現在、VWのeカーで最も安いのは「ID.3」で、ディーラーでの販売価格は3万3,330ユーロ(約533万円)からとなっている。「ID.EVERY1」の価格は2万ユーロ(約320万円)前後になる見込みだ。

デザイン:デザインは旧いVWモデルからインスピレーションを得ている

「ID.EVERY1」の外観は旧いフォルクスワーゲンのモデルを彷彿とさせる。例えばフロント部分は「ゴルフ1」に似ている。これは、丸いヘッドライトを彷彿とさせるデイタイムランニングライトから明らかだ。ヘッドライトは周囲とコミュニケーションすることができ、サイドのデイタイムランニングライトは充電レベルインジケーターとして機能する。

ヘッドライトは目のようにデザインされ、周囲とコミュニケーションを取ることができる。

サイドは「ゴルフ4」に似ており、リヤは「シロッコ」からアイデアを得ている。個々のシャドウエッジが「ID.EVERY1」にがっしりとした印象を与えている。5本スポークのデザインを持つ19インチの大型ホイールは標準装備ではないだろう。

サイズ一覧:
長さ:3,880mm
幅:1,816mm
高さ:1,490mm
トランク容量:305リットル

駆動システム:新MEBプラットフォーム、前輪駆動

駆動側には、モジュラー電気ツールキット(MEB)の改良版が前輪駆動用として使用されている。VWは、「ID.EVERY1」に70kW(95馬力)の電動モーターを搭載しており、最高速度は130 km/hに達すると述べている。コンセプトカーの航続距離は約250kmだ。記録的な数値ではないが、都市部での使用には十分だ。

リヤも無駄な装飾がないすっきりしたデザイン。トランク容量は約305リットル。

装備:車内ではよりパワフルなインフォテイメント

まだ、車内を見ることは許されていない。しかし、デザインスケッチを見ると、外観の要素が車内にも取り入れられていることが分かる。例えば、空調システムの吹き出し口は、ヘッドライトの照明グラフィックを基にしている。

我々はまだ車内に入ることが許されていない。デザインスケッチだけが、その一端を垣間見せてくれる。

フォルクスワーゲンの未来の最小電気自動車は、全く新しいソフトウェアバージョンを使用する。インフォテイメントは、中央の大型ディスプレイに集約され、シンプルなコックピットを構成している。

結論:
フォルクスワーゲンの過去のボディ要素を再解釈した部分は、とても気に入った。最新の電動技術と手頃なエントリー価格を組み合わせた全体的な魅力が、この小型電気自動車を魅力的な選択肢にしている。「ID.EVERY1」の量産バージョンが楽しみだ。

フォトギャラリー: VW ID.EVERY1

Text: Sebastian Friemel
Photo: Volkswagen AG