【クルマライフの楽しみ方】フェルディナント・ヤマグチが愛車メルセデス AMG G63にTOYO TIRES「PROXES Sport 2」を選んだ理由とは?
2025年2月27日

突然の登場で失礼いたします。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
ある方から、当アウトビルトジャパンで「面白いクルマの話を一席打て」と依頼がございまして、ノコノコと出張ってきた次第であります。
面白い話、と言われましても、思い付くのは時の人である内田さんの日商岩井時代のアレな話とか、東京オートサロンの裏側で起きた乱闘騒ぎとか、ここではお披露目できない話ばかりでありまして、ご担当の方に泣きを入れると、「それじゃ最近付け替えたタイヤの話でもしてください」と雑に言われたので、仰せの通りにタイヤ交換の話をしようと思います。
実は最近、立て続けに愛車のタイヤを交換しました。
最初はバイクのトランポ用として愛用しているトヨタ ハイエース。あろうことかホイールをガリってしまいまして(あれは本当に心が傷つくイヤな音がするものです……)。その勢いでタイヤのショルダー部分も裂けてしまいました。

まだまだ山は残っていたのですが、このままでは危険だし、何より見た目が悪い。そこでチョイスしたのがTOYO TIRES「OPEN COUNTRY AT/III(https://www.toyotires.jp/product/opat3/)」、サイズは215/65 R16であります。
お世話になっているクルマ屋さんから「オフロード系ならこれが良いんじゃないスか?」とザックリ勧められ、深く考えずに選んだのですが、このタイヤが実に良かった。

何しろ厳つい見た目に反して非常に静か(前に履いていた本チャンのオフロードタイヤの轟音は凄まじいものでした)。しかも燃費が良い!オフロードタイヤだからぬかるんだ道のグリップ性ももちろん優れています。実のところこれまでTOYO TIRESというブランドにはあまり注目していなかったのですが、これを機に「これはアリだな」と確信したのでありました。
で、次に交換したのが、メルセデス AMG G63の極太タイヤ。

最近サーフィンにどハマりしており、勢いづいて宮崎に家を買い、サーフィン用のクルマも現地に置いてある。
もともとは東京で買ったカングーに乗っていたのですが、車検の時期が来たので売りに出すことに。
次のクルマを・・・と探していたら、宮崎のクルマ仲間であるF.PAZU(https://f-pazu.shopinfo.jp/)の福島氏から「メルセデス AMG G63の出物がありますよ!」と、いささかコーフン気味に連絡が届いたのです。

Gクラスならディーゼルというイメージがあったのですが、何しろ貴重なG63のナイトパッケージ仕様。何年か乗ってもそう価格は下がるまい、というスケベ心とも相まって、購入を決めたのであります。お値段はまぁ・・・それなりにいたしますわね。
買って乗ってみれば、さすがはAMG。威風堂々の佇まい。鳴り響く轟音。当たり前ですが走りは極上。2トンを優に超える重量を軽々と加速させるV8ツインターボ。さすがはAMGであります。買ってヨカッタ。
だがしかし、よく見ると前後のタイヤのブランドが違う。まさしく「中古車あるある」ではありますが、これは格好が悪い。さらに、タイヤ自体もいささかくたびれ気味で、ピシッとした車体と比べるとあまりにも不釣り合い。そもそもハイパワーのクルマにしょぼくれたタイヤは危険です。よってタイヤを交換することと相成りました。
そこで今回、迷わず選んだのがTOYO TIRESの「PROXES Sport 2」(https://www.toyotires.jp/product/pxsp2/)であります。タイヤサイズは前後ともに295/40R22です。

何しろハイエースで履いてTOYO TIRESが優れたタイヤであることは分かっている。比較的求めやすい価格であることも魅力です。高いんですよ、大型SUVのタイヤって。何しろクルマで大枚をはたいてしまいましたからね。抑えるべきところは抑えなければなりません。
PROXES Sport 2を選んだもうひとつ選んだ大きな理由として「燃費性能」が挙げられます。いろいろ調べると、何しろ燃費に対する評判が良い。これは重要です。
買う前から分かっていたことですが、G63の燃費は極悪です。街乗りが続くと3km/L台になるほど。

燃料タンク容量は100リットル。ガソリンを満タンにして2万円近く払っても300kmしか走れない。これは地獄です。「燃費を気にするヤツはGなんか乗るな!」という声も聞こえてきますが、やっぱり高いのはイヤです。
PROXES Sport 2に交換して驚いたのは、聞きしに勝る燃費性能の良さ。タイヤで燃費って変わるんですね。正確なデータは取っていないのであくまでも体感値ですが、5%〜10%くらい燃費が向上した印象です。
転がり抵抗が少ないのでしょうか、走り出しの印象は、スーッと伸びやかで軽やかです。そして何よりも静か。舗装の荒い路面ではさすがに多少のロードノイズが発生しますが、このあたりは実によく設計されています。

SUVでも快適に静かに乗りたい。少しでも燃費を抑えたい、というドライバーにこそ、「PROXES Sport 2」をオススメします。
今さらですが、タイヤ選びって本当に重要です。どんなに優れたクルマでも、路面と直接コンタクトするのは、わずかにハガキ1枚分の面積です(SUVの場合はもう少し大きくなりますが)。慎重に良いタイヤを選びたいものですね。
しかしこのタイヤ、いったいどのようにして作っているのでしょう?これは気になりますね。
ちょっと工場見学にでも出かけてみましょうか。見せてくれるのかな。担当編集の方、頼んでもらえませんか?
Text&Photo:Ferdinand Yamaguchi