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【絶好の足車】「VW パサート(B6)」速い、旨い、安いクルマみーつけた タイヤはコンチネンタル

2025年3月1日

アウトビルトジャパン編集部のフォルクスワーゲン パサート(VW Passat)長期テスト:オイル類の交換に続く第4回はリフレッシュ計画第二弾、タイヤの交換についてレポートします。

エンジンオイルをFUCHS(フックス)GT1 PRO C-3に交換してから1000キロあまりを走行しましたが、スロットルレスポンスが向上、挟角V6エンジンは、直6のような快音を伴って気持ちよくビュンビュン回るようになりました。合わせてエンジンコーティング剤のレヴィテックパワーショットの効き目も出始めたようです。

オイルの粘度は変えていないのですが、明らかに吹け上りが軽いのがわかります。なので、スロットルを無駄に踏み込まなくてもDSGの速いシフトアップも相まって、あっという間にハイスピードに到達します。さらに大排気量(というほどではありませんが)エンジンならではのトルク感も味わえます。やはりフォルクスワーゲン認証のFUCHS(フックス)GT1 PRO C-3への交換は大正解だと思います。ただし、燃費向上には繋がってはいないようで、相変わらず高速道路中心で12km/ℓ、街中中心で7km/ℓといったところです。

タイヤ交換作業を待つVW パサート(B6)。偶然同じ世代のパサートに遭遇。

ドイツ車にはドイツブランド

さて、リフレッシュ計画第二弾はタイヤ交換です。購入時に履いていたのはコンチネンタルタイヤのMAX CONTACT MC6というスポーツタイヤで、残り溝は4ミリ弱でした。

残り溝は4ミリ弱、5部山といったところでしょうか。MAX CONTACT MC6はグリップ感は高いように感じましたが、ロードノイズが大きいのが不満でした。

オイルに続いて、タイヤもドイツ車にはドイツブランドという安直な考えからコンチネンタルタイヤを選びました。本当はAuto Bildのタイヤテストでも評価の高い「AllSeasonContact2(オールシーズンコンタクト2)」を履きたかったのですが、なんと適合サイズがありません。ならば、同じくAuto Bildでの評価が高いパフォーマンスコンフォートタイヤの「PremiumContact7(プレミアムコンタクト7)」と思ったら、これも適合サイズがないではないですか!235/45/17というサイズが特殊なのでしょうか?サイズから検索すると「UltraContact UC7(ウルトラコンタクト UC7)」に適合サイズがあったので、これに決定!

AllSeasonContact2(オールシーズンコンタクト2)はメルセデス C 220 d 4MATIC オールテレインで同時進行的にテストします。https://autobild.jp/46478/

ウルトラコンタクトUC7

正式名称は「UltraContact UC7」というアジア・パシフィック地域のドライバー向けに開発されたコンフォートタイヤです。グローバル展開製品の「PremiumContact 7」はスポーティなコンフォートタイヤですが、「UltraContact UC7」は“若干スポーティ”なコンフォートタイヤという位置づけです。

UltraContact UC7は中国製ですが、ジャーマンテクノロジーが注ぎ込まれており、その品質の高さは欧州で3台に1台の割合で新車装着されていることからも窺い知れます。

かつて、メルセデス250CEに履かせた「ComfortContact CC6」の非常に高い静粛性を実感している筆者としてはその静粛性に期待したいところです。

純正ブレーキパッドのダストはすぐにホイールを汚すのですが、それにしてもすごい汚れでした。ボディシャンプーでは汚れを落とすことができません。

交換作業は、maniacsさんにお願いしました。交換の前日にホイールを外して洗浄したのですが、汚れが落ちませんでした。

クルマをジャッキアップして、4本取り外したところ。これからタイヤの脱着作業です。

maniacsさんはワークショップとしては珍しくタイヤ交換も自社で行う頼りになるショップです。VW、アウディオーナーがこぞって利用するわけですね。驚いたのは、交換作業前に丁寧にホイールを洗浄してくれたことです。とても申し訳ない気持ちになりました。

いつものようにメカニックさんはリズミカルにテキパキした動作で脱着、バランス取りまであっという間に終了、タイヤ交換が終わりました。

サイドウォールのデザインも格好いいウルトラコンタクトUC7。

静かで剛性感が高い

交換して500キロほど走ったところでの印象ですが、期待以上のパフォーマンスでした。とにかく静かで、ロードノイズの音質が飛行機に乗っているときのそれに近く、特に後席に座ると驚きの静粛性です。また、剛性感が高いので制限速度域でのハンドリング性が良く、安心して運転できます。疲れないので、どこまでも行ける気がします。

1500キロほど走ってタイヤの溝は7.4ミリです。静粛性は溝が減ってもかわらないのか?これからが楽しみです。

グリップ力も申し分なく、スポーツセダンはもちろん、ミニバンにもピッタリなタイヤです。スポーツタイヤが霞んで見えますね。「ドライビングに揺るぎない自信を」という謳い文句はその通り!運転が上手くなったような気になります。

これから距離を重ねて溝が減っていくにつれて、このずば抜けた静粛性、ハンドリング性能がどうなるのか大いに気になるところなので、引き続きレポートしていきます。

チャレンジングな青:夜間照明が特徴的なこの世代のフォルクスワーゲン。

リフレッシュ計画の次はバッテリー交換です。テスターで計測して弱っていることは把握していたので都度充電していました。もう少し使おうと思っていたのですが、maniacsさんで診断してもらったときに交換するべきと指摘があったこともあり交換することにしました。

コンチネンタルタイヤ:https://www.continental-tires.com/jp/ja/

Text&Photo:アウトビルトジャパン