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【ニューモデル情報】「BMW M3 CSツーリング」登場!CSの略語を持つ初のBMWステーションワゴンはM4 CSLよりも速く加速する!

2025年2月17日

BMW M3 CSツーリング(BMW M3 CS Touring)は、M4 CSLよりも速く加速する。これは、CSの略語を持つ初のツーリングだ。セダンやクーペと同様に、パワーアップされ、軽量化のためにカーボンがふんだんに使用されている。

初公開!BMWがM3ツーリングCSを発表。これにより、スポーティな中型モデルであるミュンヘン初のステーションワゴンに「CS」の略称が付けられることになった。この2文字は、モータースポーツの雰囲気とテクノロジー、より高い出力と軽量構造をさらに強調している。M社(BMW M Motorsport GmbH)が新型「CS」を発表するのは、「M3 CS」、「M4 CS」に続いて3年連続となる。

・初のCSステーションワゴン
・CSの追加料金は約5万ユーロ(約825万円)
・最高出力は550馬力に
・M3ツーリングCSは15kg軽量化
・メリノレザーで覆われたカーボンバケットシート

追加料金は約5万ユーロ(約825万円)

「M3 CSツーリング」は2025年3月に発売予定だ。しかし、その価格は高額だ。この車の価格は少なくとも15万2,900ユーロ(約2,520万円)になると予想されており、「標準」の「M3ツーリング」よりも約5万ユーロ(約825万円)の追加料金が必要となる!「M3ツーリング」は、全輪駆動の「コンペティション」のみで、10万6,300ユーロ(約1,753万円)からとなっている。「CS」を入手したいなら、限定車であるため、あまり長く待たない方が良いだろう。BMWはまだ生産台数を発表していないが・・・。

エンジンルームには、M3 CSツーリング用の追加ストラットが装備され、剛性がさらに高められている。

出力は550馬力に増加

「CS」のボンネットの下には、「M3 CS」と「M4 CS」でお馴染みの3リッター直列6気筒エンジンが搭載されている。データシートには、550馬力と650Nmという驚異的な数値が記載されている。最大トルクは変わらず、「M3ツーリング」よりも20馬力高い数値だ。

「CS」は0から100km/hまで3.5秒で加速し、「M3ツーリング」より0.1秒速く、「M4 CS L」のサーキット専用車(3.7秒)より0.2秒速いことになる。最高速度はなんと300km/hだ!

CS仕様では、特別なホイールリムとミックスタイヤ(フロント19インチ、リヤ20インチ)が標準装備されている。サスペンションは特別に調整されている。

CSバージョンのM3ツーリングは15kg軽量化されている

BMWは、「M3ツーリングCS」の乾燥重量は1,850kgであると発表している。これは通常のエステートより15kg軽い。

ダイエットの秘密の裏には、ある特別な素材がある。それはカーボンだ。ボンネット、フロントスプリッター、フロントエアインテーク、サイドミラーキャップ、リヤディフューザー、センターコンソール、バケットシート、さらには装飾用トリムやシフトパドルまで、超軽量複合素材でできている。ボンネットの一部はボディカラーで塗装されておらず、カーボン繊維がはっきりと見える。

もちろん、外観上の「CS」のロゴやイエローのヘッドライト部品も、この車が「M3ツーリング」であることを示している。また、少し変更されたルーフスポイラーもある。ルーフと同様に、ブラックに塗装され、縁取りはレッドだ。

ドライバーと助手席乗員は、ヘッドレストにCSロゴをあしらったカーボンバケットシートに座る。

カーボンバケットシートにメリノレザーの張り地

コックピットでは、ブラックとレッドのメリノレザーの張り地を施したカーボンシートに座る。ヘッドレストには「CS」のロゴが組み込まれている。シートは電動調整式でシートヒーターも装備されている。

また、スポーティなアルカンターラ巻きステアリングホイールには、12時の位置に赤い目印が付き、センターコンソールには赤い「CS」ロゴが施されている。

サーキット走行機能付きインフォテインメント

インフォテインメントシステムには、サーキット走行時に役立つ標準装備が多数用意されている。「Mドリフトアナライザー」は横方向の運転を評価し、「Mラップタイマー」はラップタイムを計測する。

「CS」仕様の「M3ツーリング」は日常的な使用にも適しているため、快適装備もいくつか用意されている。「M」専用表示のヘッドアップディスプレイ、クラウドベースのナビゲーションシステム、スマートフォン用非接触充電器、Wi-Fi、ハーマンカードン製サウンドシステムが工場出荷時に標準装備されている。

結論:
「M3」をツーリングモデルとして発売するというM社の決断は、やはり非常に正しかった。「CS」モデルも発売されたことは素晴らしい。しかし、残念ながら割高感が強い。

Text: Katharina Berndt
Photo: BMW Group