ラリー界のレジェンド&元WRCチャンピオンのヴァルター ロールが「トヨタC-HR 2.0 4WD」をテスト!嬉しい驚きを味わった その理由とは?
2025年2月14日

トヨタC-HR 2.0 4WDをテストしたヴァルター ロール(Walter Röhrl)。元ラリー世界チャンピオンのヴァルター ロールが、ハイブリッド駆動のトヨタC-HR 2.0 4WDをテストし、嬉しい驚きを味わった。その理由とは。
唯一のドイツ人ラリー世界チャンピオン(1980年フィアット、1982年オペル)であるヴァルター ロールは、電気自動車に懐疑的な見方をしていることを隠していない。
しかし、ポルシェのブランド大使であるロールは、オーストリアの新聞「Kleine Zeitung」のために、ハイブリッド技術を搭載したトヨタC-HR 2.0 4WDのハンドルを握った。このトヨタのSUVは、2リッター4気筒エンジンと83kWの電動モーターを組み合わせ、システム出力は197馬力/145kW(152馬力/ガソリンエンジン)となっている。
トヨタ C-HR 2.0 4WD、耐久テスト中
オーストリアの仲間たちは現在、このモデルを耐久テストで酷使しており、これまでに23,000km以上を走行した。ロール氏は、ハイブリッドシステムでは「どのシステムが適切かを考えるのに、常に少し頭を悩ませなければならない」と、新聞で率直に認めている。
フルハイブリッドの相互作用
ロール氏によれば、ハイブリッド技術は電気自動車への橋渡し技術である。「トヨタC-HR」のようなフルハイブリッド車は、電気駆動と内燃機関の絶え間ない相互作用によって成り立っている。いわば、システムがユーザーの代わりに考えてくれるのだ。

Photo: Lena Barthelmeß
トヨタは、この技術を素晴らしいものにし、最大限に活用している。 ロール: 「懐疑的だったにもかかわらず、結果は予想以上だ。」
低燃費のトヨタSUV
同紙は著名なテストドライバーのコメントを次のように引用している。「高速道路での走行が多かったにもかかわらず、私の同僚は夏と秋に100kmあたり約6リットル(16.6km/ℓ)の燃費を記録しました。田舎道で50、60、70km/hの速度で走行した際には、4リットル強(25km/ℓ)の燃費を記録しました。冬場でも6リットル(16.6km/ℓ)台を維持しています」。
どうしてそんなことが可能なのだろうか?ロールの答え: 「私たちがテストしたフルハイブリッドは、いわば両方の長所を併せ持つもので、自宅や職場で充電できない人、つまり中距離から長距離を運転する人向けです」。
ハイブリッドは手段にすぎない
とはいえ、ラリーの世界チャンピオンであったロール氏は、ハイブリッドシステムはあくまで手段であると考えている。しかし、燃費の数値が正しいので、手段は目的を正当化する。
ロール氏の結論: 「ヤリスのような小型車では、このシステムが完璧に機能することはすでに知っていましたが、C-HRでも同様に機能することには驚きました」。
Text: Thomas Arndt