【トランプ大統領のフェラーリなんぼ?】再び米大統領の座に就いたトランプ氏のフェラーリF430がオークションに!興味ありますか?(笑)
2025年2月4日

フェラーリF430(2007):このフェラーリF430の最初の所有者は、他ならぬドナルド トランプ氏だった。このスポーツカーは間もなくオークションにかけられるが、その予想落札価格は法外な金額だ!
ドナルド トランプ氏は、第47代アメリカ合衆国大統領に就任したばかりだが、78歳の同氏はすでに多くの話題を提供している。従って、大統領が所有していたフェラーリをオークションにかけるのは、今がベストタイミングなのかもしれない(?)。
ドナルド トランプ氏が大統領に就任して間もなく、同氏が所有していた「フェラーリF430」のオークション情報が米国のオークションハウス「ロックスターカーオークション」で告知された。これは2007年モデルで、同年7月にドナルド J トランプ氏名義で登録された。当時、トランプ氏が第45代および第47代アメリカ合衆国大統領に選出されるなどとは、誰も想像できなかっただろう。

オークションの説明には、トランプ氏が490馬力のフェラーリを所有していた期間は記載されていないものの、V8ミッドエンジンスポーツカーは良好なコンディションで、改造は一切施されておらず、塗装は透明のプロテクションフィルムで保護されていると記載されている。オークションハウスによれば、車のコンディションは10段階評価で9だとのこと。
走行距離わずか15,000km
「F430」の仕様はクラシックなもので、外装はフェラーリらしい「ロッソコルサ(赤)」、内装はベージュのレザーだ。ただし、これは6速マニュアルトランスミッションとオープンシフトゲートを備えた人気の「F430」ではなく、より多く製造されたF1シフトのモデルだ。
「360モデナ」の後継車であるこの車は、0から100km/hまで3.9秒で加速し、最高速度は315km/hに達すると言われている。トランプ氏がこのフェラーリでこれほど高速で走ったことがあるかどうかは疑わしいところだ。いずれにしても、「F430」はあまり運転されていない。18年近く経った今でも、走行距離は9,395マイル(15,120km)にとどまっている。

ダッシュボード上のバッジは、著名な前オーナーの存在を示している。モデル名とシャーシ番号の下には、「DJT NYC」の略語が刻印されている。これはメーカーによるものではなく、後から付け加えられたものだ。いずれにしても、このフェラーリにはその歴史を証明する非常に詳細な書類一式が付属しており、ニューヨーク州のナンバープレートまで含まれている。
見積もりは100万ドル(約1億6千万円)
写真やオークションの説明文を見る限り、「フェラーリF430クーペ」は非常にきれいな車で、オークションに向けて整備されたばかりの完全な履歴があり、すぐに使える状態であるように見える。参考までに、ドイツでは同程度の走行距離の「フェラーリ F430」は、15万~18万ユーロ(約2,475~2,970万円)で取引されている。
大統領が所有していたこの「F430」の推定価格は、信じられないことに100万ドル(約1億6千万円)とされており、これは実際の市場価格の5倍以上だ!オークションハウスは、2024年に110万ドル(約1億7,400万円)で落札されたトランプ氏の愛車、ランボルギーニ ディアブロVTロードスターの価格を参考にしたのかもしれない。

「フェラーリF430」のオークションは2025年2月16日に開始され、2025年3月9日に終了する予定だ。著名な前オーナーという理由だけで、97万ユーロ(約1億6千万円)もの大金を支払う富裕層のトランプファンがいるのかどうか、興味深いところだ。
ロックスターカーオークションに出品されるトランプ大統領が所有していた「F430」:https://rockstarcarauction.com/view/trumps-2007-ferrari-f430-coupe/0f8ec2bb-609d-4f0f-e763-08dd29cbe8c6
トランプ大統領が所有していた「F430」紹介動画:
https://youtu.be/WlD-6Au3Cww

Text: Jan Götze
Photo: Rockstar Car Auction