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43年目!カスタムカーの祭典「東京オートサロン2025」に25万人以上が参加

2025年1月15日

世界3大カスタムカーショーのひとつ「東京オートサロン2025」が1月10日~1月12日の3日に渡って千葉県にある幕張メッセを会場にして開催された。

1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートした東京オートサロンは“カスタムカー文化の確立”を目指してスタートした。その後、1987年に名称を「東京オートサロン」と改めて、今回が43回目の開催となる。今年の3日間の参加人数は258,406人だった。

技術の粋を集めたカスタムカー

今回の展示車両は857台で、もはや1日で全部を見るのが難しいほどの数だが、国産、輸入スポーツカーをはじめ、ミニバン、SUVと魅力的なクルマが目白押しだ。

東京オートサロンらしいカスタムカーからご紹介。

LIBERTY WALKはユーモアセンスと高い技術がワールドクラス。
LIBERTY WALKの今年はランボルギーニ ミウラでした。
Photo:Tokyo Auto Salon
LIBERTY WALKのメインブースの隣にも作品がいっぱい。
TRINITYのハイエース。これはスゴイ!原型をとどめていません。
ハイエースカスタムの専門店TRINITYの左ハンドルのハイエース。内外装ともにフルカスタム。
フェラーリのカスタムで有名なドイツの有名チューナーノビテック(NOVITEC)。
SUPER GTだけでなく飛行機も作る技術屋集団のSARD。ツボを押さえたデザインがカッコイイ。
フェアレディZはカスタムカのベースにうってつけ。
いささかやりすぎ?フェラーリ プロサングエとトヨタ クラウン。
ランクル系のカスタムならGMGですね!
オフロード車の老舗JAOSは40周年。
自動車大学校の学生さんによる作品がたくさん展示されていました。将来が楽しみです。
クラシックメルセデスのカスタムカー。スムージングって言うんでしたっけ?
ジムニーピックアップ!これぞカスタムです。
ドイツでも有名なDAMDのジムニーカスタム。

カスタムカーの美しさを支えるのがボディコーティング。様々なブランドが軒を連ねている。

コーティングサービスをはじめとしてカーケア、カーディテイリングを幅広く展開する業界の雄、カーメイクアートプロのブース。自社ブランドULGOはカーディーラーにも採用されています。
ピカピカのフェラーリ テスタロッサを展示していたソフト99オートサービスのG’ZOXブース。
最初から海外を見ているハイエンドカーケミカルのKAMIKAZE。

カスタムカーの足元にはタイヤ、ホイールが大事。トレッドのデザイン、ホイールのデザインがカスタムカーの出来栄えに大きくかかわるところ。

アルミホイールの老舗TWS(左)と泣く子も黙るBBS(右)BBSは新素材を使ったFORTEGAがデビュー。
アウトビルトジャパンもお世話になっているコンチネンタルタイヤ。パンクした後も空気圧を維持し、走行を継続することが可能なContiSeal™タイヤ(一番右)。
TOYO TIRESは80周年。ブースはイメージカラーのブルーで演出されていました。
ポルシェに採用されるADVAN。レース用タイヤにサスティナブル素材を使って研究を進めています。
ランボルギーニ テメラリオには共同開発のPOTENZAが装着されている。
タイヤの歴史はDUNLOPと共に。欧米でも「DUNLOP」が使えるようになったそうです。
クルマにとって最も重要なものの一つがブレーキ。DIXCELのブレーキローター、パッドは効きが良くてブレーキダストが少ないと定評があります。筆者もDIXCELユーザーです。
会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」のブースにはシンガー(Singer)が!

ここからはメーカー、インポーター関連をご紹介します。各社趣向を凝らした展示が印象的でした。

フォルクスワーゲンはゴルフR、ゴルフRヴァリアント、ゴルフGTIの新型を展示。700万円オーバーと高価ですが、すでにヨーロッパでの評価はかなり高いです。
新型ゴルフRに搭載されるエンジンは333馬力。電動化されていない最後のゴルフとも考えられます。
イギリスのスポーツカーメーカーケータハム(CATERHAM)は、ヤマハの参入と相まって注目度がますます上がる真っ白なプロジェクトVと軽自動車規格におさまりながら440kg!の車重によって驚異のパワーウエイトレシオ193PSを実現。究極のドライビングプレジャーを体感できるセブン170Rを展示。
スズキは新型車フロンクスのコンセプトモデルを展示。「フロンクス シーバス ナイトゲーム」というフィッシングに特化したモデルで、コラボルアーも作るという凝りようが素晴らしい。伝説の「KATANA」の奥には待望のスイフトスポーツが!
マツダは去年の「アイコニックSP」に続いてコンセプトモデルだった「マツダ ロードスター 12R」の市販化に漕ぎ着けた。「MAZDA SPIRIT RACING」が手掛けるスペシャルモデル第一弾として200馬力の2リッターエンジンを搭載、多岐にわたるモディファイが施され200台限定販売となる模様。価格は700万円台を予定。
新生ロータスは綺麗なエメヤを展示。ハイパーGTを謳うエメヤは性能面、価格面でもライバルのポルシェ タイカンを凌駕する。
新生ロータスのBEV第一弾のエレトレ。ブラック&ゴールドのカラーリングがロータスの伝統を想起させる。
中国製電気自動車メーカーのBYDは販売が好調のセダンのシールに続く4番目のモデル「シーライオン」というクロスオーバーを発表した。
特別なアルピーヌ A110Rはフランスのピュアスポーツカーだ。
BMWはレーシングライクな「M」のコンセプトモデルを展示。Mパーツで武装した新型BMW i5 M60ツーリングは迫力のディフューザーを備えている。ステーションワゴンの復権!
トヨタ ガズーレーシングはGRヤリスでニュルブルクリンク24時間レースに復帰することを発表した。
ホンダはF1マシンを屋外展示場で走らせた!合わせて新型プレリュードを展示。注目を浴びていた。
豊田会長がスズキ、ダイハツのブースに登場。クルマ好きの心をくすぐるドレスアップでした。
日産はGT-Rニスモ スペシャルエディションをはじめフェアレディZの北米仕様を展示。がんばれニッサン!
ヤマハは今年もコンセプトEVを出品。カッコよくて便利そうなクルマです。
カーオーディオのアルパインが展開するアルパインスタイルはカスタムビルドされたクルマを展示。
オートバックスのA PITブースにはレーシングストライプがお似合いのテスラ、GRカローラ、GRヤリスが展示されていた。ARTAブースにはSUPER GTマシン。
通路の展示ブースにはSUPER GTマシンが並べられていた。レーシングマシンを間近で見れるのが東京オートサロンの魅力でもある。

「年に一度のカスタムカーの祭典」から「クルマの祭典」へと変貌を遂げた「東京オートサロン」。クルマの魅力をダイレクトに感じることができるビッグイベントは他に類を見ない。このイベントを通してクルマ好きがもっともっと増えて欲しい。クルマを楽しんでほしい!2026年は1月9日(金)〜11日(日)に開催される。早くも来年が楽しみだ。

Text&Photo:アウトビルトジャパン