ボディに手描きのグラフィティスタイルのアートを施したマツダMX-5アートカー「カブキタウン」の全情報!
2025年1月24日
マツダMX-5アートカー「カブキタウン」:アートを施したMX-5は、本当に高価なものになる。ボディに手描きのグラフィティスタイルのアートを施したマツダは、アートカー「カブキタウン」となる。
ベルギーのマツダディーラーと自動車会社「ジゼルレーシング(Gisèle Racing)」が、特別な「マツダMX-5 RF」を制作した。2人の現代アーティストが、この「ロードスター」をグラフィティスタイルでペイントしたのだ。このアートカーは「Kabuki Town(歌舞伎タウン)」と名付けられている。
「Carscoops」によれば、このカラフルなアート作品の制作には合計510時間、つまり丸3週間を要したそうだ。ただし、この時間にはオリジナルデザインの作成と「MX-5」へのペイント作業も含まれている。もちろん、それでも十分な時間を要したことには変わらない。手作業で車をペイントするだけでも100時間かかっている!
隠れたオブジェクト
その結果は、隠れたオブジェクトのように、至る所に発見すべきディテールが隠されている。ボンネットにはゴジラ、助手席側にはタコが地下鉄の車両を触手で捕らえ、運転席側には龍がいる。さらに、日本の歌舞伎の仮面、爆発、星など、数多くのディテールが組み込まれている。
アートカーには特別な効果も施されている。ブラックライトを当てると、見えるものがある。
デザイン以外には変更は加えられておらず、ボンネットの下には2リッターガソリンエンジンが搭載され、184馬力を発揮する。しかし、このハードトップロードスターは、EUの排出ガス規制に適合していない。
芸術品には価格がつきもの
通常、「MX-5」は手頃な価格で楽しめるオープンカーとして考えられているが、今回は例外だ。「Carscoops」によれば、ベルギーのディーラーは「MX-5アートカー」に少なくとも7万5,000ドル(約1240万円)を要求しているとのことだ。しかも、これは最低価格だ。この車は6ヶ月間ヨーロッパを巡回し、その間に入札を受け付ける。
ちなみに、184馬力の「MX-5 RF」は、以前は40,590ユーロ(約670万円)から販売されていた。最上級グレードの「Homura」仕様は、さらに4,000ユーロ(約66万円)の追加費用が必要だった。もちろん、その価格では、車には手描きのアートワークはなく、6色のペイントカラーのうち追加料金なしで利用できる唯一のカラーである「アークティックホワイト」のみだった。
Text: Katharina Berndt
Photo: Gisèle Racing / dtmphotographybe