アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.43 世界に3台しかないマセラティ GT2 Stradale登場!「MASERATI Shinsaibashi編」Part1
2025年1月8日
古くからお取引いただく八光自動車工業様より、心斎橋にあるマセラティのショールームが新CIに合わせてリニューアル完了との知らせを受け、師走の大阪を訪ねました。
ショールームリニューアルでお披露目会に潜入
お店はこちら、マセラティ心斎橋(MASERATI Shinsaibashi)。創業65周年を迎えた八光自動車工業による、心斎橋の一等地に構える、旗艦店の一つといえるでしょう。
先ずショールームに入って右手、額の様に切り取られたウィンドーから見えていた「GT2 Stradale」が迎えてくれます。まだ世界中に3台しかないらしく、当然だけどプリ・プロダクションモデルだそうな。それでも、レーシーな見た目は魅力たっぷり。ドアが開けられたら、深いバケットシートに乗り込んだお客さんが多かったのは、その証明と言えるでしょう。ナンバーが付いたら、外も中もじっくり拝んでから、走らせてみたいですね。
この日のお披露目会には、関係者としてマセラティジャパンからトップマネジメントと、在大阪イタリア総領事館から総領事もお見えでした。さすがマセラティはイタリアの高級ブランド、イタリア人の外交官もショールーム内で、クルマやロゴをバックに写真を撮りまくっていました。彼らにとっても「MASERATI」は、高嶺の花と言える存在だろうし、食指が動くカーブランドの一つでしょうから。
この日のお披露目会で、GT2 Stradaleと同じくらい目を引いたのは、トライデントを象ったフラワーアレンジメント。なんと3,200本のお花を使ったそうで、遠目から見るとタペストリーっぽいが、近寄れば一つ一つが小さなお花であることに気づく。広報担当が女性だけに、この辺りのセンスは流石と思わせる演出です。
ショールームに目を移しましょう。外観は、黒を基調にしたルーバー状のウィンドーが「何だろう?」と目を引き、一か所だけ1台分の枠がありますから、まるで絵画の額縁のよう。今回のお披露目会では新型のスポーツカーが展示されていましたが、通常は見せたい車を定期的に入れ替えるスタイル。ふつうは様々な車が並んでいるのを見せると思うが、逆のコンセプトが面白いし、走っているクルマから把握しやすいかもしれません。ある意味、理にかなっているのでしょう。
また、ご挨拶でも新しいコンセプトに触れていましたが、MASERATIではショールームの在り方が、「モノ」を提供するのではなく、「コト(経験)」を提供する場と考えているようで、所有する経験を提供する場としているとのこと。なるほど。しかも一面グレーに統一された壁は落ち着きがあり、ラグジュアリーな雰囲気になるのはさすが、NYの有名デザイン事務所とモデナがコラボした結果だろう。
最新のショールームに最新のデジタルツール、最強の武器を備えたMASERATI Shinsaibashiの動向はこれからも、関西エリアの注目を集めるだろう。(後編でもう少しGT2 Stradaleを露出しますが、気になる方はYouTubeチャンネルから動画もどうぞ)
お問い合わせは下記から。
MASERATI Shinsaibashi:https://www.maserati.com/jp/ja/dealers/shinsaibashi
大阪府大阪市西区北堀江1-19-1
TEL: 06‐6531-2885
Text&Photo/Movie:ナカタ ヒロユキ
【筆者の紹介】
ナカタ ヒロユキ
少年の頃から乗りモノ好きで、輸入車のセールスとしてキャリアをスタートし、インポーターでは法人営業や中古車を含め、様々な営業関係のマーケティングを経験。その後ドイツ系の会社で、業務支援アプリを全国の自動車ディーラーを中心に営業中。ほぼ毎週どこかへ出没するが、時には愛機Buellに跨ったり、料理を楽しんでいる。