【新車情報】2022年までにデビュー予定のBMWモデル一覧
2020年10月18日
新型BMW(2020年、2021年、2022年)
2022年までのBMWの全ニューモデル紹介。BMW X2 Mメッシュエディション、新型4シリーズ、次期X1、電動iNext、X8、他。2022年までの次期BMW全モデルを紹介。
BMWはモデルレンジの拡大に全力で取り組んでいる。
BMWでは2025年までに12の電気自動車のイノベーションが予定されており、それはすべての車両クラスに広がっている。
3シリーズのクーペバージョンは大幅にアップグレードされる。
そして大幅に生まれ変わった4シリーズをきっかけに、BMWのクーペはセダンやステーションワゴンとの差別化がさらに明確になるだろう。
BMWはディーゼルに忠実なまま
BMWのエンジンの中では2020年以降もディーゼルが存在する。
BMWによると、現在のところディーゼルエンジンに対する顧客の関心が薄れている兆候はないという。
しかし、ハイブリッドと電気駆動のシェアは増加し、2025年までにポートフォリオの15~25%を占めるようになるだろう。
2021年までには、電気駆動とハイブリッド駆動、および内燃機関にも適応できる柔軟なアーキテクチャーが開発される予定だ。
このプラットフォームを採用した最初の車両は、2021年のiNextとなる。
以下に2022年までのBMWのイノベーションを紹介する。
BMW 128ti:
価格:41,575ユーロ(約519万円)より 市場投入: 2020年11月
128tiは、すべてがドライビングプレジャーのために設計されている。
2リッターガソリンエンジンは、M135iのスピンオフモデルで、265馬力を発揮する。
1センチローダウンした、専用チューニングのMスポーツサスペンションとトルセン製リミテッドスリップデフにより、適切なロードホールディングを確保している。
また、前輪駆動車は、四輪駆動のM135iに比べて、80kgも軽量化されている。
ゼロから100km/hまで6.1秒で加速。
先日レポートをお届けした128、FFというネガティブさ?を払拭するような素晴らしい完成度らしい。フォルクスワーゲン ゴルフGTIの強力な好敵手。
BMW X2 Mメッシュエディション:
市場投入: 2020年11月
「Mメッシュエディション」は、純粋に外観のお化粧パッケージで、SUVにオレンジのアクセントを与えている。
特別柄のブラックダブルキドニーは特別仕様車専用で、拡張された標準装備パッケージも用意されている。
メッシュエディションという名前はいまいち馴染めないが、そういう特別使用のグレードということらしい。
BMW M3/M4:
価格:82,500ユーロ(約1,030万円)より 市場投入: 2020年11月
メガキドニーグリル? ☑
全輪駆動オプション? ☑
標準マニュアルトランスミッション? ☑
最初のシートテストでのインプレッションは驚くべきもので、BMWは再びそのスポーティなミッドレンジモデルM3とM4にそのすべてを与えている。
完全に作り直されたエンジン、ネットワーク化されたドライビングダイナミクスコントロール、そして貪欲なフロントを備えたM3とM4は、先代モデルよりもスポーティに見える。
480馬力がベースで、510馬力のコンペティションバージョンはしばらくしてから投入される。
なんどもリポートしてきたM3とM4もいよいよ本格デビュー。4輪駆動でハイパフォーマンスを誇る。
BMW iX3:
価格: 68,040ユーロ(約850万円)より 市場投入: 2020年末
BMW iX3 は、第 5世代の自社製 e-drive システムを搭載する。航続距離は 460km。これを可能にしているのは、総容量74kWhの188個のバッテリーセルだ。
X3にもいよいよEVモデルがデビュー。かなり航続距離も長いが、X5に肩を並べてしまうような価格だけがちょっと心配だ。
BMW 4シリーズ コンバーチブル:
市場投入: 2021年3月
4シリーズクーペのフロントが物議を醸した。その主な原因は、新しい大きな縦型ダブルキドニーだ。そしてミュンヘンに拠点を置くメーカーは、新たにコンバーチブルバージョンを発表した。もちろん、このモデルもまた、新しいフロントを取得する。そして、ファブリックソフトトップ!
ソフトトップがエレガントな4シリーズ カブリオレ。4座のカブリオレは洒落ていてリッチにみえるものだが、この4シリーズもかなりよさそう。ラインナップにはディーゼルエンジンモデルもあるのは朗報だ。
BMW X8:
市場投入: 2021年
X3とX5に当てはまることは、ブランドの新しいBMW X7にも当てはまるはずだ。
どうやら、ミュンヘンの自動車メーカーは、巨大なX7をベースにした豪華なSUVクーペを発表する。噂によると、X8には最大700馬力のMバージョンも用意されるという。
もうこれ以上Xシリーズを増産してもどうする、という気もするが、ますますSUVの市場を絨毯爆撃するBMWである。言うまでもなくX7をベースに、背を低め、クーペ化したモデル。
写真はBMW X7。 Photo: Christoph Börries / AUTO BILD
BMW i1:
市場投入: 2021年
BMW は、内燃機関をベースとする電動1シリーズを計画している。
BMW は、小型車の柔軟なプラットフォーム上で、単一エンジンと前輪駆動のエントリーモデルと、2基の電動モーターで駆動する4輪駆動のバリアントの両方を提供する可能性が取りざたされている。
BMWとしては最小サイズのEV。おそらくプジョー308や日産リーフあたりがライバルだが、成功するか否かは価格が一番ネックとなろう。
BMW i4:
市場投入: 2021年
BMWは「コンセプトi4」のスタディモデル(写真)で、2020年初頭にi4の具体的な見通しを示した。i4のシリーズ生産モデルは、2021年と計画されており、成功を収めているテスラ モデル3に対抗する位置づけだ。i4は、同じ生産ラインの将来の4シリーズと4シリーズ グランクーペとともに、稼働する。航続距離に関して、BMWは約600kmの走行を約束している。500馬力以上の目標性能は、非常に優れた走行性能を約束する。
まだまだスタディモデルではあるが、もちろんテスラのライバルとなるモデルもBMWは準備している。噂では相当な高性能とのこと。
BMW 2シリーズ クーペ:
市場投入: 2021年
このInstagramのリークが本当にG42であれば、BMWは、その大きな兄弟、4シリーズ クーペが取得するジャイアントサイズのキドニーグリルなしで、市場に投入される可能性がある。その代わりに、隆起した外側のエアインテークを持つフロントは、よりBMW X2を彷彿とさせる。
まだまだ詳細は不明だが、2シリーズのクーペもカウントダウンらしい。もちろんFFで、将来的にはEVモデルも追加される模様。
BMW M3ツーリング:
市場投入: 2022年
BMWがM3ツーリングをシリーズ生産モデルとして投入! それは、ついこの間、M社から正式に発表された。これはすでに噂されていたことを裏付けるものだ。史上初めて、M3のステーションワゴンバージョンが取締役会で承認された。
今までは存在しなかったM3のツーリングモデル。ライバルはメルセデスベンツ AMG C63 ステーションワゴンとか、アウディS4アバントあたりだが、果たしてBMW のM を熱望する人に、ステーションワゴンが訴求するかどうかはわからない。
フル電動7シリーズ:
市場投入: 2022年以降
来る7シリーズの世代の最も強力なバージョンは、純粋に電動であることだ。噂では、650以上の馬力と700kmの航続距離は、120kWhの巨大なバッテリーによってもたらされるとのこと。
これもテスラのライバルとなるであろう7シリーズのEVモデル。マイバッハやAMGにもEVが追加されるとのことなので、BMWとしても必須のモデルだろう。
BMW iNext:
価格: 約50,000ユーロ(約625万円) 市場投入: 2021年
BMWの新しい電動式フラッグシップモデルは、人目を引くデザイン、新しいインフォテイメントとコントロールシステム、航続距離750kmを実現している。
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー:
価格: 約30,000ユーロ(約375万円)より 市場投入: 2021年
2シリーズ アクティブ ツアラーの後継モデルは、1シリーズ同様、全長とホイールベースが長くなる。これにより、後席乗員とラゲッジルームのスペースが拡大される。
BMW X1:
市場投入: 2022年
BMW X1のニューモデルは、大きなキドニーをはじめとしたブランドフェイスの刷新や、より整然としたインテリアなどが期待されている。また、BMWはX1をプラグインハイブリッドとして提供する可能性もある。
Text: Jan Götze, Peter R. Fischer, Moritz Doka
加筆:大林晃平
Photo: BMW Group