【クラシックカーライセンスゲットー！】2025年にクラシックカーとなるモデル18台　あのフェラーリF50も来年にはヴィンテージカーとなる！

2025年1月15日

ドイツでは登録から30年の車で一定の規定を満たすとクラシックカーと認定されて、Hナンバー（クラシックカーライセンス）登録の対象となり優遇される。そこで、2025年にHナンバーの対象となる18モデルを紹介する。その中には、古く見えるものからそれほど古く見えないものまで、人気の車種が数多く含まれている。

新しい年を迎えるごとに、数十台の車がHナンバー（クラシックカーライセンス）の対象となる年齢に達する。自動車の耐久性がますます高まっていることは周知の事実だ。あまりにも有名な、「フォルクスワーゲンビートル」は、走り続けてきたが、初期のボクサーエンジンは通常10万kmで寿命を迎え、フェンダーやフロアパネルが錆びてしまっていた。

現在、ドイツにおける中古車の平均年齢は10.3年だ。これは、所有者が新車を購入する余裕がないからではなく、古い車が故障しなくなったためだ。そして今、1990年代半ばの車がクラシックカーの仲間入りを果たそうとしている。丸みを帯びた車は、今でもほとんど現代風に見え、過去の車のように見えない時代だ！

2025年からHナンバープレート（クラシックカーライセンスプレート）を装着できるクラシックカーのリストに、現在路上でよく見かける車種が数多く含まれているのも不思議ではない。1995年、ドイツではその年の車が表彰された。優勝は「フィアットプント」、次いで「VWポロIII」、「オペルオメガB」の順だった。今年、ドイツ連邦共和国では、40,494,204台の乗用車が登録された。その中には、今年発売された興味深い新車も含まれている。つまり、30年後にクラシックカーの仲間入りを果たす車だ。

一見しただけでは、クラシックカーのキャリアを歩むとは想像もつかないような車種もある。ありふれ過ぎていたり、退屈すぎたり、理由は様々だ。それが真実かどうかはまだわからない。なぜなら、驚くようなことがよくあるからだ。そして、将来クラシックカーになることがほぼ確実な車ブランドもある。メルセデス、BMW、ポルシェ、フェラーリなどだ。なぜだろうか？　それは、歴史がそう記しているからだ。特定の車種は常に人気者であり続ける。

もちろん、必要な年齢に加えて、H（クラシックカーライセンス）ナンバープレート取得のためのその他の条件を満たしていることが前提だ。主要部品はすべてオリジナルの状態であるか、オリジナル部品で修復されている必要がある。改造や変更は当時の典型的なものでなければならず、車には深刻な技術的欠陥や摩耗の兆候があってはならない。クラシックカーのレポートと最新の一般検査がされている必要がある。

メルセデスはEクラスの第2世代を発表した。地味なW124の後継車は、よりソフトなデザインとなった。
Photo: Werk

自動車業界の強豪同士の有名な決闘

それでは、2025年の真新しいクラシック候補のリストをご紹介しよう。まずは、よく知られた自動車業界の強豪2社による「シュヴァーベン（南ドイツ）の伝統（メルセデス・ベンツ）対バイエルンの遺産（BMW）」の決闘から。1995年、長年のライバルの新たな代表が市場に登場し、再び市場でのポジションについて再交渉を行った。「メルセデスW210」はこれまで以上に大型で豪華になり、一方のBMWは「E39」でスポーティーなスタイルを維持している。

AUTO BILDの調査で驚くべき結果が出た。それは、価格面でBMWが勝利を収めたというものだ。さらに、耐久性という観点でも、ボディ全体が亜鉛メッキ加工されているバイエルン車が優位に立っている。シュヴァーベン車は、錆びやすいことが以前からよく知られている。

1995年はロードスターの年でもあった。BMW Z3とフィアットバルケッタが市場に投入された。
Photo: Aleksander Perkovic

1995年のその他のハイライト：軽さと開放感で人々を魅了したもう1台の「メイドイン USA」BMWは、「Z3ロードスター」だった。アルプスを越えた先では、フィアットが「バルケッタ（小さな船）」という、少し小さめのロードスターで対抗した。ちなみに、これはプラットフォームの観点では、少なくともプントでもある。また、英国では、偉大なるロードスターの時代を継承するもう1台の2人乗りオープンカー、「MG-F」が発売されている。