【愚かなあおり運転の結末】このドライバーが時速178kmで後方から煽っていた先行車の正体は?バカで愚かな行為の非常に痛い代償とは?
2024年12月26日
A20で私服警察官に嫌がらせをしたメルセデス運転手:メルセデス運転手が、なんと私服パトカーに178km/hで、すぐ後ろにまで接近し、煽る「テール トゥ ノーズ」ドライビング。厳罰に加え罰金も相当な額になる?!
おそらく、自動車教習所で車間距離についての講義を聞いていなかったのだろう。グリメン(メクレンブルク=フォアポンメルン州)近くのアウトバーンA20で、無謀なメルセデス運転手が警察に思わずビデオプレゼンテーションを披露してしまった。
車間距離不保持で減点
2024年11月26日、シュトラールズントのパトカーが一般パトロールの一環として左車線を時速170~180キロで走行していた。しかし、ブランデンブルク州ノイルッピンから来たメルセデスドライバーにとっては、それでは十分な速度ではなかったようだ。彼は後ろから急加速し、わずか数メートルの距離で、ほぼ車間距離ゼロの状態を作り出した。そして、数百メートルにわたって先行車を煽り続けた。
しかし愚かなことに、彼の追走していた車が警察の車だということに気づいていなかったようだ。警察官たちは、この奇妙な光景を撮影しながら、車間距離不保持の違反を入念に記録していた。メルセデスドライバーは、85メートル(経験則では「スピードメーターの半分」)という最低限必要な車間距離を守らず、時速178キロで警察車をプッシュし続けたのだった!
この無謀かつ愚かな行為に対する処罰は罰金だけでは済まされず、320ユーロ(約5万2千円)の罰金と免許証の2ポイント減点、そして、痛いことに、2ヶ月間の運転禁止という判決が下された。
車間距離不保持の後、彼はアクセルを踏み込んだ
しかし、メルセデスを運転していたこの60歳の男性は、あきらめるつもりはさらさらなかった。警察官が追い越しを許可すると、彼はアクセルを踏み込み、250km以上の速度まで加速した。最終的に、この車はリューゲン島への連絡道路で停車した。警察官は緊急車線に車を停車させた。
その男性はまったく理解を示さず、警察官たちに真剣な面持ちで、制限速度のない高速道路の左車線は、時速200km以上で走行する車両専用であると説明した。この馬鹿げた解釈が法廷で役に立つだろうか?可能性は低いだろう。
車間距離不保持の重大な危険性
このような事件は決して笑い事ではない。命に関わる事態になりかねないのだ。警察によれば、この事件は、車間距離不十分や前の車に接近し過ぎた運転の危険性を改めて浮き彫りにしたという。時速170km以上で走行している場合、緊急事態が発生してもほとんど対応する時間がなく、悲惨な結果を招く事故はほぼ避けられないだろう。罰金の一覧表にこのような罰則が定められているのには理由がある。車間距離が1メートル違うだけで、生死を分ける結果になりかねないからだ。
Text: Bianca Garloff
Photo: Polizeiinspektion Stralsund