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ケータハム、新型EVスポーツクーペ「プロジェクトV」に高性能バッテリーパックを採用

2024年12月11日

ケータハムは、量産・市販化に向けて開発を進めている新型EVスポーツクーペ「プロジェクトV」の試作車にXing Mobility Inc. (本社:台湾 桃園市) が開発した最先端の車載バッテリー冷却技術である液浸冷却バッテリーパックを採用すると発表した。

VTホールディングスは、傘下の英国Caterham EVo Limitedが量産・市販化に向けて開発を進めている新型EVスポーツクーペ「プロジェクトV」の試作車にXing Mobility Inc. (シン・モビリティー) が開発した最先端の車載バッテリー冷却技術である液浸冷却バッテリーパックを採用する。

ケータハムは、2023年7月に英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで「プロジェクトV」のコンセプトカーを世界初公開、日本でも2024年1月に東京オートサロンで出展。「プロジェクトV」は、Light-weight、Simple、Fun-to-Driveというケータハムのドライビングプレジャーを最重視するDNAを受け継ぐEVスポーツクーペで、量産・市販化に向けて、東京アールアンドデー、ヤマハ発動機をはじめとする開発パートナー各社と2025年の完成を目標にプロトタイプ車両の開発・製作を進めている。

先ごろ発表されたヤマハ発動機によるeアクスルの供給に続き、今回、同じくEV主要コンポーネントであるバッテリーが決定したことで、本格的に開発が進む模様。「プロジェクトV」は、2025年1月の東京オートサロンに再び出展される。

ケータハムが採用したシン・モビリティーの液浸冷却バッテリー IMMERSIO™ Cell-to-Pack (CTP)

シン・モビリティーが開発した液浸冷却バッテリー IMMERSIO™ Cell-to-Pack (CTP) は、優れた放熱性、安全性、そして高エネルギー密度を特徴としたバッテリーパック。バッテリーセルを誘電性の液体に浸す液浸冷却技術で、迅速かつ均一な放熱で高い安全性を誇り、最大200Wh/kgというトップクラスのエネルギー密度を実現している。シン・モビリティーは、2015年に設立された台湾に生産工場を持つバッテリーパックメーカーであり、液浸冷却バッテリー技術における世界的な先進企業で、日本では、株式会社エッチ・ケー・エスとEV事業における戦略的協業を発表している。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:ケータハム カーズ ジャパン