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エクスクルーシブの極み「メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズ」日本導入

2024年12月6日

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・マイバッハの新型モデル「メルセデス・マイバッハSL モノグラムシリーズ(Mercedes-Maybach SL 680 Monogram Series)」を発表した。このモデルは、マイバッハブランドの歴史上、最もスポーティなモデルである。

アンベールされたのは「メルセデス・マイバッハSL 680 モノグラムシリーズ レッドアンビエンス」というメルセデスAMG SLをベースに特別に開発されたオープン2シーターである。そのシリーズ名のとおり、マイバッハのモノグラムがエクステリアからインテリアまで随所に施された優雅なデザインが特長の2シーター。外装色に採用されたオブシディアンブラック(メタリック)とMANUFAKTURガーネットレッド(メタリック)が織りなす新しいツートーンペイントの組み合わせが特徴となっている。

メルセデス・ベンツ日本のゲルティンガー 剛社長は、メルセデス・マイバッハブランドについて、日本国内では2021年から2023年の間に前年比プラス約200台のペースで登録台数が増えていることを報告した。その背景には「メルセデス・マイバッハSクラス」に「メルセデス・マイバッハGLS」がラインナップされたことがあると思われる。そして、2024年には「メルセデス・マイバッハEQS SUV」が追加され、3車種4モデルまで広がったことで今後さらに増えていくことだろう。

アンベイルされた「メルセデス・マイバッハSL モノグラムシリーズ」。発表会は東儀秀樹氏(左)のパフォーマンスで幕が上がり、ゲルティンガー社長(右)、ダニエル レスコー氏(中)のプレゼンテーションへと続いた。

また、東京銀座にある世界初のハイエンドモデル専売拠点 「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」をはじめ、来年以降にマイバッハの世界観を感じることができる施設を全国4か所で展開することを発表した。

メルセデス・マイバッハSL

1920年代すでに高級車メーカーであったマイバッハのエンブレムはマイバッハ創業者のヴィルヘルム・マイバッハと息子の会社名である「Maybach Motorenbau社」の頭文字「M&M」をダブルに重ねたものであるが、現在はメルセデス・ベンツのブランドとなった為、ボンネット上にはスリーポインテッドスター、ラジエーターグリル上部には「MAYBACH」のエンブレムが付いている。

高級車専門メーカーのマイバッハのブランド哲学に沿って、メルセデス・マイバッハSLは感性を刺激するクルマ造りとなっている。縦のピンストライプを配したマイバッハ専用ラジエターグリルは、中央に配置された”MAYBACH”のレタリングがイルミネーションにより照らされ、特徴的なボンネットマスコット「スリーポインテッドスター」からリアにかけてボンネットの中央を走るクロームフィンが施される。これはかつてのボンネットの蝶番をデザインしたものだ。

随所に組み込まれたマイバッハのエンブレム。ヘッドライトの内部は、ローズゴールドの上質なアクセントで仕上げられている。

オブシディアブラックのボンネット全体には、マイバッハエンブレムがプリントされている。このボンネットの製造工程は非常に複雑で、一部がハンドメイドで行われているという。まずボンネットにベースコートが施され、 それから手作業で研磨され、マイバッハ パターンを塗装。さらにクリアラッカーの塗装の後、再び手作業による磨きを経て、最後にもう一度クリアラッカーが塗布される。

メルセデス・マイバッハSL専用のソフトトップは防音処理が施されたライトブラックカラーのファブリックで構成され、マイバッハパターンがプリントされている。リアは、マイバッハのシグネットが入ったテールランプ、クロームトリムの入ったリアスカート、専用のリアディフューザーデザイン、ルーバーの追加されたエグゾーストエンドによって特徴づけられている。

マイバッハパターンがプリントされたソフトトップ。

シート後方には、空力特性を考え設計されたエアロダイナミクスを向上するダブルスクープがこのモデル独特のデザインを演出しています。ボンネットのクロームストリップと相まって、特にルーフオープン時で、2シーターならではの、非常にエレガントでスポーティなプロポーションを表現しています。

マイバッハ専用装備と、クリスタルホワイトレザーが際立つインテリア

インテリアは、マイバッハ特有の装備と、ドアパネル、センターコンソール、そしてブランドのロゴがあしらわれたシートに採用されたクリスタルホワイトのナッパレザーで完成している。植物由来のなめし加工を施したクリスタルホワイトカラーのナッパレザーは、洗練された雰囲気を醸し出している。シートバックと座面には、花を模したデザインが施され、シート後ろのスペースもホワイトのレザーで仕上げられている。まばゆいばかりの真っ白なイメージだ。

ホワイトで統一されたインテリア。

静粛性を追求したV8の専用チューニング

メルセデス・マイバッハSLは乗り心地と静粛性だけでなく、高い動力性能を追求して585馬力の4リッターV8ツインターボエンジンが採用されている。さらに、専用の排気システムは断熱/遮音対策により高い静粛性を実現。快適性を重視したサスペンションセッティングやソフトエンジンマウントを採用することで、マイバッハならではの静かで快適な乗り心地を提供する。

メルセデス・マイバッハSL専用チューンが施された4リッターV8ツインターボエンジンはAMG製。

さらに、9G-TRONICトランスミッションがダイナミックなスポーツドライビングを可能にしている。四輪駆動システムの4MATIC+とリアアクスルステアリングが俊敏かつ走行安定性を高めて、安全性を向上させる役に立つ。

これらにより、0-100km/h加速は4.1秒、最高速度が260km/hとなる。断熱材と豪華さを増したにもかかわらず、「メルセデス・マイバッハSL」の車重は80kgしか増加しない。

ホイールは5ホールデザインまたはマルチスポークデザインの21インチ鍛造ホイールが設定される予定。

マイバッハの優雅さを持つスポーツカー「メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズ」が超高級スポーツカーリーグの牙城を崩す。

Mercedes-Maybach SL 680 Monogram Series

エンジンタイプ/排気量V型8気筒/3,982c㎥
最高出力585hp
最大トルク800Nm
0-100km加速4.1秒
最高速度260km/h
駆動方式連続トルク可変配分式四輪駆動システム4MATIC+
トランスミッション9速オートマチックトランスミッション9G-TRONIC
全長/全高/全幅4,705mm/1,353mm/1,915mm
ホイールベース2,700mm
燃費12.7km/l

メルセデス・ベンツ日本
https://www.mercedes-benz.co.jp

Text&Photo:アウトビルトジャパン