1. ホーム
  2. 面白ネタ&ストーリー
  3. 【面白ニュース】新型「BMW M5」は公表値よりもずっとパワフル?米国で標準仕様M5がテストベンチで800馬力を超える数値を記録!

【面白ニュース】新型「BMW M5」は公表値よりもずっとパワフル?米国で標準仕様M5がテストベンチで800馬力を超える数値を記録!

2024年12月5日

BMW M5 G90(2024): 新型BMW M5は公表値よりもずっとパワフルなのか?米国では、標準仕様のBMW M5 G90がテストベンチで800馬力をはるかに超える数値を記録した。

「BMW M5 G90」は最近、楽な時間を過ごしているとは言えない。「BMW M5」の7代目モデルほど、多くの批判を浴びた車は他にない。「G90」については、ソーシャルメディア上で、本当にひどい嵐が巻き起こった。その理由は、新型「BMW M5」の重量が2,435キロで、先代モデルよりも500キロ以上も重いからだ!

大幅な重量増加の理由は、新しい駆動システムにある。なぜなら、BMWは今回初めて「M5」にハイブリッド駆動を搭載したからだ。排出ガス規制がますます厳しくなる中、4.4リッターV8ツインターボエンジンは先代モデルの「F90」よりもパワーが低下した。「M5コンペティション(M5 CSは635馬力)」の625馬力に代わって、8気筒エンジンは「わずか」585馬力となった。

Mファンの期待に応えるには、このパワーでは明らかに不足であるため、M社は8速オートマチックトランスミッションに組み込まれた電動モーターでV8をサポートすることにした。これにより、197馬力と280Nmが追加されたが、18.6kWhのバッテリーと組み合わせることで、重量は400kg増加した。

BMW M5の工場出荷時仕様:727馬力

システム出力727馬力、最大トルク1000Nmにもかかわらず、新型M5は加速性能において先代モデルに及ばない。0-100km/h加速3.5秒、0-200km/h加速10.9秒という数値自体が驚異的なのに、出力の劣る先代「M5コンペティション」は、いずれも0.1秒速いタイムを記録している。

しかし、希望はある!正当な理由があるとはいえ、今では煩わしくもなっている重量に関する議論の後、「M5 G90」に関するポジティブなニュースが飛び込んできた。米国では、チューナー、「IND Distribution」がテストベンチで真新しい「M5」を計測し、素晴らしい結果を残したのだ!

※ YouTube動画
https://youtu.be/q3kxC6IokKo

テスト走行の終了時、ログには696.13馬力(約706PS)と表示されていた。重要な点:これはホイール出力であるが、メーカーはエンジン出力を指定している。経験則として、摩擦損失により、通常、(低い)ホイール出力と(高い)エンジン出力との間には15パーセントの差がある。つまり、標準仕様の「M5 G90」の慣らし運転状態でのエンジン出力は820馬力弱であるはずであり、メーカー仕様よりも100馬力近く高いということになる。

BMWが性能を大幅に超えるのは初めてではない

ちなみに、「M5」だけではない。2年ほど前に、世界中のさまざまなテストベンチで、複数の「BMW M4 CSL」が大幅に公称出力を上回っていた。公称550馬力ではなく、600馬力を超えるものもあった。

「BMW M5 G90」に戻ろう。公表値以上のパワーについては、顧客から苦情が出ることはまずないだろう。また、新型「M5」の最初の試乗レポート以来、車重が重いという批判も大幅に減少している。

Text: Jan Götze
Photo: BMW Group