【動画付き】1000馬力!無理しすぎな最強スープラ

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トヨタ スープラA90 (2019): エンジン、チューニング、パワー- 11/19/2019

新型スープラに搭載されているエンジンの最高出力は340馬力だ。しかしそれだけではパパダキスレーシング(Papadakis Racing)にとっては十分ではない。カリフォルニアのチューナーはジャパニーズスポーツカーのエンジンを1000馬力にまでアップさせることにした。

カリフォルニアンチューナーのパパダキスは、高性能なインジェクションを与えることによって、新型スープラのエンジンを強力にチューニングしようと試みる。その最終目標は驚異の1000馬力だ!
現時点ではまだ完成には至っていないものの、パパダキスには自身があるようで、完成は間近だと述べている。偶然にも、エンジンのアッセンブリー作業のデモンストレーションが昨年秋のSEMAショーで公開された。その模様はYouTube動画で観ることができる(文末にURLを掲載)。

チューニングエンジンには多くのシリーズパーツが使われている

単なる比較だが、スープラA90シリーズにはすでに340馬力を発揮するエンジンが搭載されている。現時点では、独ドレスデンのチューナー、300が、恐らく最強の780馬力を発揮するチューニングエンジンを搭載したトヨタスープラを作っている。しかし、ドリフトレース(フォーミュラ ドリフト)に参戦するパパダスキレーシングのチームオーナーである、ステファン パパダスキはそれでは満足できないらしく、もっともっとパワーが欲しい、1000馬力だ!と叫ぶ。
そのため、チューニング作業は広範囲に及んだ。ピストン、コネクティングロッド、バルブ、インジェクター、大型のインジェクションポンプが新たに装着された。シリンダーヘッドも改変され、インテークマニホールドなども研磨された。加えて、ボルグワーナー社製の大型ターボチャージャーは、最大2.75kgf/cm2のブースト圧で外気を燃焼室に押し込む。なによりも注目に値するのは、実際にはエンジンの基本がそのまま残っていることだ。エンジンブロック、タイミングチェーン、カムシャフト、ウォーターポンプは標準バージョンのままだ。また、機械加工されたシリアルシリンダーヘッドも強化されていない。ただし、シリーズパーツのままでは、高速時でのパフォーマンスが制限される。そこのところをパパダキスは改善させたいと考えている。

2基の大きなオープンウェイストゲートバルブが見える。シリンダーとブロックはA90シリーズオリジナルのものだ。

フォーミュラドリフト(Formula DRIFT)に1000馬力スープラで挑む

ファイナルバージョンを作り上げることができるかどうかは明らかにはされていないが、パパダキスは目標の1000馬力バージョンは必ず作り上げることができると楽観視している。なぜなら彼には彼だけの経験と実績があるからだ。パパダスキレーシングはフォーミュラドリフトシリーズでもっとも成功を収めているチームの一つで、現在も実際に1000馬力カローラで戦っている。そのマシン用のエンジンは、RAV4や他のモデルにも使われている2.5リッターユニットで、ドリフトカー用に2.7リッターにチューンナップし、亜酸化窒素インジェクションシステムを取り付けている。
SEMAショー現場でのエンジンコンバージョンライブビデオには、ステップごとにコメントとともにテクノロジーに関心のある人への実際的なアドバイスが与えられている。

Text: Auto Bild Tuning