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【新着ニュース】2022年デビュー予定の二代目メルセデスGLC アップデート情報!

2020年10月7日

メルセデスGLC II(2022): プレビュー、デザイン、エンジン、AMG

GLCは外見的には先代に忠実なまでに変化がないが、中身は確実に電動化されている。メルセデスは、2022年に向けてGLCの次世代を計画している。SUVは再びCクラスの技術を使用する。その最新情報。

先代との類似点は残っているが、それでも次期GLCは新しいデザインラインを踏襲している。

メルセデスのショーケースSUV的存在のGLCが第2ラウンドに突入する。
GLCだけが、2018年にドイツで最も販売された四輪駆動SUVの王座から、VWティグアンを追い落とすことに成功した。
その第二世代は、2022年から市場に投入されるが、先代モデル同様の活躍が期待されている。
第二世代GLCは、再びCクラスをベースにして、ビジュアル的にも、それに向けたものに仕上げられる予定だ。

したがって、大きなデザインの飛躍を期待する人は、次のGLCに失望するだろう。
チーフデザイナーのゴーデン ワグネルは、よりメルセデスを滑らかにし新しいデザイン哲学に適応させているが、それにもかかわらず、それは先代モデルの美徳を受け継いで採用し、それからあまりにも遠く離れた形となることはない。つまりあまり変化がないということだ。
ヘッドライトはますます小さくなっていき、ブランドの顔は少し積極的なものとなる。
内部的には、それはSクラスのものに似ていて、センターコンソールも大画面のディスプレイに置き換えられる。
MBUXシステムは、新型SUVにとっても重要な部分になり、メルセデスは、ほとんどのボタンをタッチ面とディスプレイに置き換える。
コックピットは現行モデルと同様に、基本的には次期Cクラスと同じものになる。

eサポートのないエンジンは存在しない

第二世代では、電気的なサポートなしのパワーユニットはボンネットの下にはない。
GLCは、Cクラスのエンジンを使用する。
ということは、基本的なエンジンでも48ボルトのマイルドハイブリッドを意味する。
また、再びAMGのバージョンも作られるだろうが、これはさらに何本かの気筒を失わなければならないことを意味する。
プラグインハイブリッドは、C 63でも議論されているので、GLCもおそらくこのパワートレインを採用することになるだろう。
直列6気筒エンジンに電動モーターを組み合わせるのか、4気筒にするのかは、現時点ではまだ憶測の範囲内にとどまっている。

まだちょっと先の話ではあるが、メルセデスベンツのSUV戦略と、マイルドハイブリッドシステムをはじめとする、電動アシストシステムの展開はこれから加速し続けるということらしい。
外観の好き嫌いや、いったいラインナップに、どんなSUVが、どういう順列組合せで用意されているのかわかりにくい、という点を除けば、それこそ隙のない展開で、完成度の高いSUVが多数用意されている。今後もSUVの人気は下がりそうもないし、間違いのない読みだとは思うが、ぜひ「普通」のEクラスやCクラスも、ちゃんと手を抜かず作り、ラインナップに残してほしい。
今回レポートしたメルセデスベンツGLCはCクラスベースと言われているし、だからこそちゃんとしたCクラスがあって成立するクルマと考えることもできよう。
真面目に、そして真剣に作ったCとEとSがちゃんとあってこそのメルセデスベンツであってほしいし、まごうかたなきメルセデスベンツというのは、やはりその3車種がしっかりとあって、初めて成立するセリフなのである。

Text: Andreas Huber
加筆:大林晃平
Photo: Daimler AG