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【ユーズドカーチェック】17枚の画像とともにBMW 3シリーズGT(F34)の中古モデルをわかりやすくレビュー!

2024年11月22日

BMW 3シリーズGT: 広々として、速く、お手頃価格のBMW 3シリーズGTは中古車市場でも魅力的な一台だ。AUTO BILDによる中古車バイヤーズガイド。

長所
・広々としたインテリア
・多種多様なエンジン
・心地よい個性的なコンセプト
短所
・フェイスリフト前の頻繁なエンジン不具合
・運転支援システムはほとんどが割増料金
・メンテナンスは安くない

フォトギャラリー: BMW 3シリーズGT(F34)

あえてシリーズのスポーティなイメージとは一線を画すコンセプトで作られたBMW 3シリーズGTは、それゆえ中古車市場では穴場的な存在とみなされている。そこに目をつけた我々は中古の3シリーズGTをテストした。4年落ち、2020年式の320d GTスポーツラインだ。走行距離は130,575kmで、価格は17,380ユーロ(約290万円)だ。新車価格は54,060ユーロ(約895万円)だった。

3シリーズGTのコンセプトは、最高の意味でのクロスオーバーだ。全長4.82mのファストバックボディは明らかに高級クラスをターゲットとしており、5シリーズと比較してもスペースの面では引けをとらない。GTの付かないスポーティな兄弟車よりもはるかにファミリー向けで、サスペンションはややソフトで、快適性も大幅に向上している。

この機能的な利点は、スポーティーなデザインと決別することで実現されている。シリーズの他のモデルには見られない、かなり高い車体とやや丸みを帯びたリアエンド、電動式の延長可能なスポイラーを備えている。その一方で、まさにこの予想外のゆとりが3シリーズGTを魅力的にしているのだ。家族や運転の多いドライバーは、この快適性の向上を気に入るだろう。

少し高くなったエントランスと積載性は時代に即したものだ。520リットルから1,600リットルの収納スペース。

プレミアムブランドのモデルとして、3シリーズGTは幅広い装備とエンジンオプションを提供している。予算や好みに応じて、アドバンテージ、スポーツライン、ラグジュアリーライン、Mスポーツとして提供されていた。多くの固体では、贅沢な構成が採用されていた。

ボタン、iDrive、タッチ操作、ジェスチャーコントロールによる操作コンセプトは、今でも説得力がある。贅沢な機能には、アダプティブLEDヘッドライトやヘッドアップディスプレイなどがある。予算に合わせて洗練された雰囲気を作り出すことができる。上質なステッチ入りのレザーシートやパノラマガラスサンルーフは、インテリアにさらなる高級感を与える。

センターコンソールに搭載されたインフォテインメントシステムは見やすく、ソフトウェアや機能の幅も十分だ。

2016年夏のリニューアルでエンジンラインナップが更新されたことで、3シリーズGTはさらに良くなった。特に現場スタッフに人気の高い、効率的な4気筒コモンレールディーゼル(150馬力から)から、強力な6気筒ターボガソリンエンジン(最大340馬力)まで、あらゆるニーズに適したエンジンが用意されている。

我々がテストした320d(190馬力)と330i(ガソリン252馬力)は、特に調和がとれており、過剰なメンテナンスコストをかけずに自信を持って運転できる車だ。

3シリーズGTは通常、後輪駆動だが、xDriveの全輪駆動バージョンも容易に入手できる。xDriveは、ZF社製の優れた8速ステップトロニック変速機と常に連動している。駐車支援システム、バックカメラ、速度制限情報、車線変更警告機能も利用可能ですが、追加料金が必要だ。

2016年の長期テストでは、10万km走行後に“2”という堅実な評価を獲得したが、軽微なソフトウェアの問題と最適とは言えない盗難防止コンセプトが明らかになった。

電気式テールゲート駆動装置とディーゼル微粒子フィルターシステムは、ディーゼルエンジン搭載車に問題を引き起こす可能性が高い。

ガソリンエンジンは高速走行時にオイルを多く消費する傾向がある。駆動部からのオイル漏れやシャーシの摩耗は、予期せぬ技術点検の問題につながる可能性がある。

車両の年式やエンジン仕様によって、オイル消費、タイミングチェーンの問題、EGRユニットの欠陥などが発生する。

3シリーズGTのサスペンションは、経年劣化により、スプリングやダンパーの摩耗が増加する傾向がある。

結論:
通常の3シリーズよりも広々とした室内を持つGTは実用性が高く、むしろ刺激的だ。さらに、装備や駆動システムのバラエティが豊富でトータルパッケージは非常に魅力的だ。

Text: Lars Jakumeit
Photo: Tom Salt/AUTO BILD