新型トヨタGRスープラにさらなるパワー

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新型スープラにさらなるパワー

トヨタは6気筒スープラをさらにダイナミックなものにしようと試みる。
2020年の夏から、新型スープラに改良されたシャシーとさらなるパワーが与えられる。しかし残念なことは、スペシャルモデル、GRスープラはアメリカ市場限定モデルだということだ。

6気筒を回すことのさらなる喜び

トップバージョンスープラのボンネットの下に備わっているのは、依然としてBMWが開発した3リッター直列6気筒B58だ。しかしそのエンジンはパワーアップされて、今や340psではなく387psを発揮する。トルクも495Nmから499Nmへとアップした。パフォーマンスの向上は改善された排気システムと新しいピストンによって実現された。新しいピストンは圧縮比を11:1から10.2:1へと減らした。これにより、エンジンはより高速に回転し、毎分5000回転から毎分5800回転で最大出力を生み出す。トヨタによれば、0-60m/h(約97km/h)加速は4.1秒から3.9秒へと短縮されたとのこと。以前同様、トランスミッションは8速ATしか用意されない。

ブルーカラーペイントはA91エディションのみに用意される。これまたアメリカ市場限定だ。

強化されたシャシーと新しいダンパー

シャシーもファインチューニングされた。まずウォータークーラーの領域にアルミニウムの支柱を追加して車体の剛性を向上させた。ショックアブソーバーも改良され、新しいバンパーが装着された。電子制御式パワーステアリング、可変ダンパー、スタビリティコントロールシステムも、最適化された。すべてがコーナリングでの安定性の向上のための対策だとトヨタは述べている。
インテリアでは、従来の16.51cmスクリーンが取り除かれ、22.35cmの大きなスクリーンが標準装備された。

カーボン製リアリップがスープラのリアの外観をよりシャープなものにすると同時により多くのダウンフォースを生み出す。

スペシャルエディション用カーボン

A91スペシャルエディションは1000台限定で生産される。チューンナップされた6気筒エンジン、カーボン製リアリップ、カーボン製ミラーキャップ、マットブラックでペイントされたリム、装飾の施されたCピラーを兼ね備えている。
スペシャルエディションのインテリアは、ブルーのコントラストスティッチが施されたブラックのアルカンタラを纏っている。使われているブルーカラーはA91スペシャルエディション専用の外装ペイント用の色と同じものだ。
新型バージョンのスープラは今年の6月から米国で購入可能になる予定だが、現時点でトヨタはまだ価格を公表していない。ヨーロッパでは、6気筒スープラは現在の規制により、340psモデルを引き続き生産する。

ブラックアルカンタラにブルースティッチのコントラストもA91スペシャルエディションの特徴だ。

Text: Moritz Doka