チューニング ポルシェ タイカンにワイドでアグレッシブなワイドボディと巨大なリアウィング
2020年10月1日
ポルシェ タイカン チューニング : プライオデザイン ワイドボディキット
世界中のチューナーはまだだれもポルシェ タイカンの電動システムには手を出していない。そこで、今、チューナー、「プライオデザイン(Prior-Design)」は、まず、タイカン用ポルシェ タイカン用ワイドボディキットとXXLサイズのリアウィングを用意している。
ポルシェのチューニングはいつもこんな感じだ。
クラシックなデザインの変更に厳密に反対する人たちもいれば、目立てば目立つほど喜ぶ人たちもいる。
後者のひとたちのために、プライオデザインのようなチューナーが存在する。
彼らは今、電動スポーツカーのポルシェ タイカンのためのワイドボディキットを開発し提供している。
幅を10センチ拡大
プライオデザインは、電気自動車のボディチューニングをかなり前から手掛けてきたが、これまでのところチューナーは主にテスラモデルを手掛けてきた。
そして今、現時点で、eモビリティのトップランナーであるポルシェ タイカンが登場した。
突出したフェンダーと新しいサイドスカートを備えたオールラウンドなワイドボディキットは、オリジナルのデザインに迫力を与えている。
タイカンはフロントで60ミリ、リアでは10センチ、幅が拡大している。
パワフル。プライオデザインは巨大なリアウィングを取り付けた。
22インチホイール、リアにはディフューザー、トランクリッドには巨大なウィングを装着し、ワイドボディキットの完成だ。
すべてのパーツに軽量カーボンを使用している。
ちなみに、このすべてがやりすぎだと感じる人は、ヘビーなフェンダー拡張なしの「ライト(light)」キットをオーダーすることもできる。
いつもこういうクルマのレポートを見ながら、世の中には普通のモデルでは絶対に飽き足らない人というのが、いつの世も絶対にいるんだということに気が付く。
今回のタイカンも、正直言ってどれほどの台数が一か月に世の中で売られているのか分からない車だし、日本の路上では、まだ目黒通りでも骨董通りでも、代官山蔦屋書店の駐車場でも見かけた記憶(個人的には、だが)はないから、たぶんそれほどの数は走っていないのだろう。
そんな希少な車種なのに、それを改造してさらに特別なモデルにしようとするチューナーもいれば、おそらくこのタイカンを購入する人もちゃんと世の中には存在しているのだろう。
性能的にはどうやら普通のタイカンと同じらしいが、そんなことはこの車を買う人にとってはどうでもいい、ことだろう。そんなことよりも大切なのは、ほかの人と被らず、他の人のタイカンよりも速そうに見えて格好いいと自分が思えるかどうか、それがすべてなのだから。
リアウィングも特大となり、タイヤも22インチを履いて、ぐーっとオーバーフェンダーになったタイカン。いまさら言うまでもなくEVである。
Text: Michael Gebhardt
加筆:大林晃平