フェラーリ2連勝!サインツがポールトゥウィン!フェルスタッペンに厳しい処分!F1第20戦メキシコGP
2024年10月28日
F1グランプリ第20戦メキシコGP決勝。フェラーリのカルロス サインツJr.がポールトゥウィンで今シーズン2勝目を飾り、フェラーリは2連勝でレッドブルを抜いてコンストラクターズ2番手に上がった。
カルロス・サインツJr.はレース後のインタビューで「気持ちいい」「フォルツァ・メキシコ!」スペイン語で語った。
世界選手権を争うレッドブルのマックス フェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリスのバトルがが再び物議を醸した。「マックスのことは尊敬しているけど、あれは予想していたことだ」とノリスはからかうように話し「あまりクリーンなドライビングではなかったと思う」と続けた。
今度ばかりは許されなかった
ドライバーズランキング2位のランド ノリスは3番手からのスタート。10周目にフェルスタッペンをターン4でアウトから抜きにかかり、やや前に出るもフェルスタッペンのブロックでコースアウトを強いられるが2番手でコースに復帰した。続くターン7でフェルスタッペンがインからノリスを抜きにかかると2台とも曲がり切れずにコースアウトしてしまう。その隙をついたルクレールが2番手に浮上。ノリスは4番手に後退。するとフェルスタッペンにターン4で10秒、ターン7で10秒の合計20秒のペナルティが課せられてノリスが3番手に上がった。結局、フェルスタッペンは6位でフィニッシュ。ノリスは2位でポイントを獲得し、ドライバーズランキングでトップのフェルスタッペンとの差を47ポイントに縮めた。レッドブルはコンストラクターズランキングでマクラーレン、フェラーリに次ぐ3位に後退した。
エキサイティングなメルセデス2台のデュエル
ルイス ハミルトンとジョージ ラッセルの2台のメルセデスは、抜きつ抜かれつのエキサイティングなバトルの末、並走して4位と5位に終わった。ニコ ヒュルケンベルグとハースのチームメイト、ケビン マグヌッセンも7位と9位で再びポイント圏内に入った。
地元メキシコのヒーロー、セルジオ ペレスにとっては大きな後退となった。予選で16番手にとどまったペレスは、スタートで停止位置違反でペナルティを受け、その後ローソンと接触、フレッシュなタイヤでトライしたファステストラップも逃した。
次戦はブラジルのサンパウロでブラジルGPが開催される。
2024年F1第20戦メキシコGP決勝結果(10位まで)
1.カルロス サインツ Jr.(スペイン) – フェラーリ 1:40:55.800
2.ランド ノリス(イギリス) – マクラーレン +4.705秒
3.シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ +34.387秒
4.ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス +44.780秒
5.ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス +48.536秒
6.マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル +59.558秒
7.ケビン マグヌッセン(デンマーク)-ハース +1分03.642秒
8.オスカー ピアストリ(オーストラリア) – マクラーレン +1分04.928秒
9.ニコ ヒュルケンベルグ(ドイツ) – ハース +1 lap
10.ピエール ガスリー(フランス) - アルピーヌ +1 lap
ドライバーズランキング(20戦終了時点の順位 10位まで)
1.マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 362ポイント
2.ランド ノリス(イギリス) – マクラーレン 315ポイント
3.シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ 291ポイント
4.オスカー ピアストリ(オーストラリア) – マクラーレン 251ポイント
5.カルロス サインツJr.(スペイン) – フェラーリ 240ポイント
6.ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス 189ポイント
7.ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス 177ポイント
8.セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル 150ポイント
9.フェルナンド アロンソ(スペイン) – アストンマーティン 62ポイント
10.ニコ ヒュルケンベルグ(ドイツ) – ハース 31ポイント
コンストラクターズランキング(20戦終了時点の順位)
1.マクラーレン 566ポイント
2.フェラーリ 537ポイント
3.レッドブル 512ポイント
4.メルセデス 366ポイント
5.アストンマーティン 86ポイント
6.ハース 46ポイント
7.レーシングブルズ 36ポイント
8.ウィリアムズ 17ポイント
9.アルピーヌ 14ポイント
10.ザウバー 0ポイント
Text: Bianca Garloff
Photo: F1 / X