スクープ記事 テスラ VW ID.3に対抗してハッチバックモデルを計画中?
2020年9月29日
テスラ ハッチバック: 噂、情報、VW ID.3、モデル3、スケッチ、価格
テスラからVWのID.3ライバル車登場? テスラがコンパクトなエントリーモデルを300万円台で計画!? 電気自動車メーカーのテスラが2018年からコンパクトなEカーを計画している。そしてこのたび、テスラのボス、イーロン マスクエロンが計画を認めた。その第一報を入手!
テスラが手頃なエントリーレベルモデルを計画している。
先日テスラ本社でおこなわれたミニイベント、「バッテリーデイ2020」で、同社のボス、イーロン マスクは、数年後にデビューする、テスラの小型エントリーレベルモデルが2万5000ドル(約260万円)からとなることを発表した。
この新しいモデルには、現在のバッテリーよりも製造コストが安いとされる、米テスラの新しい「タブレス」バッテリーが搭載されることになる。
マスク氏によれば、2010年から2019年の間に、キロワット時あたりの価格はすでに1100ドルから156ドルにまで下がっているという。
マスク氏は以前からテスラは高すぎると考えていた。
同社の使命とする目標を成功に導くためには、より多くの「手頃な価格の」車両を製造しなければならない、とマスクCEOはすでに2019年の四半期会議の際に述べている。
コンパクトカーは2018年からすでに計画されていた
イーロン マスクは2018年から小型モデルを計画していた。
そしてこれらの計画は今、形になりつつあるようだ。
2020年初頭、上海の設計開発センターの中国の求人広告には、半公式的なスケッチまで掲載されていた。
そのスケッチは、VW ID.3とガチンコ勝負する可能性のある、小型ハッチバックを示唆していた。
ハッチバックのベースはモデル3の可能性
テスラ モデル3は、電動コンパクトのベースとなる可能性がある。
長いセダンのようなリアエンドの代わりに、リアエンドはCピラーの下に急降下する。
短い寸法のため、特にリアとトランク内のスペースが失われる。コンパクトなテスラは、ヨーロッパとアジア市場に特化していると思われる。
そのため、ミニ「モデル3」は、ブランデンブルクにあるギガファクトリー4で製造されることは明らかだろう。
未だ建設許可が下りていないにもかかわらず、現在、この工場は記録的なスピードで建設されている。
ちなみに、初代モデルYは2021年半ばから、そこの組み立てラインから市場に送られていくことになるはずだ。
このコンパクトEVがいつ正式に発表されるかは現時点では未定だ。
また、すでに発表されている、「セミ」トラックや、「サイバートラック」の生産開始も待たれるところだ。
テスラから発表されると言われている、おそらく300万円程度のクルマはこんなかっこになるのだろう、というのが今回の予想CGだが、まあこれが出るのかどうか、あるいはスタイルなどもこんな感じなのかはまったく不明である。
この300万円くらいのテスラの前には、UFOみたいなピックアップトラックや、大型トラック、スポーツカーなどなども出るはずだが、テスラの場合、「はず」とか「予定」のことが多すぎ、しかもそれが本気なのかどうかもイマイチ怪しいのだからまいってしまう。
まあそれもこれもイーロン マスク教のような信者にとっては楽しみな未来なのかもしれないが、どれくらいの数をひと月に作っているのかは一切わからないが、300万円程度のお布施でイーロン マスクが喜ぶのかどうかもわからないし、新しい工場なんかも作ってしまってちゃんと採算にあうかどうかもちょっと怪しい。
とにかく、こういうクルマが出てくる予定もあるんだな、とゆるく考えているくらいで、今のところは良いんじゃないだろうか。なにしろこれからライバルも次々に出てくるはずだし、テスラだけが電気自動車という時代ではもはやないのだから。
Text: Conny Poltersdorf, Andreas Huber
加筆:大林晃平