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【新車情報】短い動画付き BMW128ti ゴルフGTIのガチンコライバル登場 その性能は?

2020年9月27日

BMW 128ti(2020): エンジン、価格、市場ローンチ時期

ヨーロッパでBMW128tiがデビューした! M135iエンジンを搭載した新型BMW 128tiは、ドライビングプレジャーのために設計されたモデルだ。BMWは、1シリーズに新しいスポーツバージョンを投入する。128tiはM135iより少し弱いが、ドライビングプレジャーのために完全にデザインされている。第一報をお届けする。

ひそかに、静かに、そして沈黙の下に、BMWはスポーティな新型1シリーズを開発してきた。
BMW 128tiは、ドライビングプレジャーのために設計され、2020年11月に発売される。
それはまだニュルブルクリンクで、最小限のカモフラージュで、最後のテストをおこなっている。
そしてそのカモフラージュは128tiが独自のエプロンを備え持っていることを示唆している。

最終的な外観は最後の最後まで秘密のままであるが(といってもほとんど変わらない!)、BMWは技術的なデータについてすべてオープンにしている。
128tiは、トップモデルのM135iの下に位置するが、M135iと同じ2リッター4気筒エンジンを取得している。
スロットルパワーも、M135iの306馬力に対して、265馬力しかない。
その一方で、128tiには四輪駆動は採用されないため、M135iよりも80キロの軽量化されている。
標準装備の8 速オートマチック トランスミッションを介して、BMW 128tiは、6.1 秒で、ゼロから100 km/hまでスプリントする。

価格は競合モデルよりも高いはず

しかし、ドライビングプレジャーにはパワフルなエンジン以上のものが求められるため、BMWのエンジニアはシャシーとステアリングシステム全体にも手を加えた
フロントアクスルのトラクションを高めるために、トルセンリミテッドスリップデフが標準装備されている。
また、128tiはM135iより1センチ低くなっている。
BMWは、そのステータスに適した減速のために、M135iのMスポーツブレーキシステムをスポーティコンパクトにも装備している。
スポーツタイヤはオプションとして用意されているが追加料はなしだという。
価格の面では、新しいBMW 128tiは約41,000ユーロ(約516万円)である可能性が高く、したがって、VWゴルフGTI(245PS/37,607ユーロ=約473万円、DSG付き)やフォード フォーカスST(280PS/35,580ユーロ=約448万円、オートマチック)などの競合他車に比べてかなり高価となる。

BMWは1シリーズのシャシーとステアリングを新型128ti用に、再設計した。

ちょっとわかりにくいが、128tiというのは1シリーズの高性能版で、VWゴルフで言えば、GTIのライバル、のような位置づけのクルマである。1シリーズの高性能版なんて、すでにM135があるじゃないか、というのは誰しもが行うツッコミで、Mというバッチが輝く135があるのに、わざわざ128という高性能かどうかわかりにくい数字を付けたグレードが必要なのか、というのが軽い疑問である。

本文にも記されている通り、M135 と128の大きな違いは、四輪駆動じゃないかどうか、とのことだが、そうするとVWゴルフのGTIとRのような違いが2台の間には存在すると考えればよいのかと思う。
とはいっても…、ひとつ前の1シリーズだったならば、四輪駆動じゃない普通のモデルはFRになったはずだが、今度の1シリーズは言うまでもなく四輪駆動じゃなくしたら(ただの)FF車。そんなFFの中に、あえてハイパフォーマンスエンジンのグレードを、決して少なくない労力と投資をして開発することが必要なのか、という疑問は、128に乗ってみるまで不明である。

Text: Katharina Berndt
加筆: 大林晃平