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5年ぶりの東京大会「グランツーリスモ ワールドシリーズ ラウンド3 東京」が開催された

2024年10月8日

去る9月28日グランツーリスモ公式の世界規模のチャンピオンシップ「グランツーリスモ ワールドシリーズ」の第3戦「グランツーリスモ ワールドシリーズ ラウンド3 東京」が5年ぶりの東京で観客を動員して開催された。

今シーズンのワールドシリーズは、7月6日の開幕戦モントリオール(カナダ)で火蓋が切られた。続くシリーズ第2戦は8月10日、チェコの首都プラハを舞台としての開催され、第3戦が2019年シーズン以来、実に5年ぶりとなる東京だ。その会場は、2023年に開業したばかりの超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」内にあるTHEATER MILANO-Za。この東京ラウンドは、12月に開催される年間王者決定戦、ワールドファイナル前に実施される最後のラウンドでもあり、ワールドシリーズポイントを巡る戦いもさらに激しさを増す白熱の展開となった。

Manufacturers Cup(マニュファクチャラーズカップ)

前半は「レクサス」「スバル」「ポルシェ」といったマニュファクチャラーと契約を結んだドライバーが競うチャンピオンシップ「マニュファクチャラーズカップ」が距離の長い、テクニカルな「Mount Panorama」を舞台に開催された。

「マニュファクチャラーズカップ」を制した川上選手(左)と「ネイションズカップ」グランドファイナルを制したドルモン選手(右)。

「マニュファクチャラーズカップ」の結果は、リアルのレースにおいても活躍しているレクサスの川上奏選手が優勝、スバルの宮園拓真選手が2位、3位がBMWの鈴木聖弥選手となった。ポイントランキングでは、レクサスが13ポイントでトップ、ポルシェが9ポイントで2位、BMWが8ポイントで3位で最終戦に挑む。

マニュファクチャラーズカップを制したレクサスの川上奏選手(中央)、2位にはスバルの宮園拓真選手(左)、3位のBMWの鈴木聖弥選手(右)。Photo:アウトビルトジャパン
「マニュファクチャラーズカップ」ラウンド3の結果と3戦を終えてのマニュファクチャラーズポイントランキング。

優勝した川上選手は、第1戦モントリオールの勝者イゴール・フラガ選手、第2戦プラハの勝者コケ・ロペス選手とともに「レクサス」チームとして、シリーズ最終戦「ワールドファイナル」に挑む。

Nations Cup(ネイションズカップ)

「ネイションズカップ」グランドファイナルはGrand Valley – Highway 1を舞台に熱戦が繰り広げられた。

続いて、国や地域の代表によって競われるチャンピオンシップ「ネイションズカップ」が開催された。まずは「Tokyo Expressway」を舞台にメルデスAMG GTやランボルギーニ ガヤルド、ホンダNSXといったプロダクションカーによるスプリントレースから始まった。レースは次々とトップが入れ替わる展開に観客も手に汗握るレース展開となった。

Sprint Race 結果(10位まで)
1.Takuma Miyazono(Lamborghini Gallardo LP 560-4 ’08)
2.Valerio Gallo(Honda NSX Type R ’02)
3.Takuma Sasaki(Audi R8 Coupé V10 plus ’16)
4.José Serrano(Ferrari F40 ’92)
5.Angel Inostroza(Mercedes-AMG GT Black Series ’20)
6.Calen Roach(Mazda RX-7 Spirit R Type A (FD) ’02)
7.Guy Barbara(Nissan GT-R Premium edition ’17)
8.Adriano Carrazza(NISMO 400R ’95)
9.Adriano Carrazza(NISMO 400R ’95)
10.Kylian Drumont(Pagani Huayra ’13)

興奮冷めやらぬままグランドファイナルが、正確なタイヤマネージメントが要求される「Grand Valley-Highway 1」で開催された。マシンは「Red Bull X2019 Competition」で「ハード」「ミディアム」「ソフト」3種類のタイヤを最低各1回使用することが義務付けられた27ラップのレース。

「ネイションズカップ」グランドファイナルを制したドルモン選手(中央)と2位のセラーノ選手(左)、序盤をリードしながらも惜しくも3位となった宮園選手(右)は、序盤の壁の接触とタイヤマネージメントがうまくいかなかったことを語っていた。Photo:アウトビルトジャパン
「ネイションズカップ」レース結果と3戦を終えてのポイントランキング。

グランツーリスモ ワールドシリーズ(GTWS)とは

2018年、グランツーリスモを通じて世界中のプレイヤーがドライビングの腕を競う新しいモータースポーツが開幕。グランツーリスモ公式の世界規模のチャンピオンシップで、開催5年目を迎えた2022年シーズンに『グランツーリスモ7』の登場とともにスタートした新たなチャンピオンシップが「グランツーリスモ ワールドシリーズ(GTWS)」だ。

グランツーリスモ ワールドシリーズは、『グランツーリスモ7』の「スポーツモード」を通じ、世界中のプレイヤーに開かれたチャンピオンシップ。シリーズ公式レギュレーションのもとでレースに参加し、ドライビングの腕を競い合う。レースで優れた速さとスポーツマンシップを発揮したプレイヤーには、「ワールドシリーズ」「ワールドファイナル」という、世界の頂点へと通じるビッグイベントへの参戦権が与えられる。

グランツーリスモ ワールドシリーズには、国・地域で競う「ネイションズカップ」と、自動車メーカーで競う「マニュファクチャラーズカップ」という、ふたつのチャンピオンシップがある。今年のラウンド1はカナダ・モントリオールで開催され、ラウンド2がプラハ、ラウンド3が東京で開催された。個人戦のフォーマットで、オンライン予選で選ばれた12人のドライバーが出場。オンライン予選は『グランツーリスモ7』のスポーツモードを通じて参加することができる。

Gran Turismo™シリーズについて

最新作GT7を含むGran Turismo™シリーズは、ポリフォニー・デジタルによって開発されたゲームソフトで、1997年に日本で初めて発売されて以来、数々の賞を受賞、実物と見間違うほどの写実的なグラフィック、本格的な物理技術の適用、そして細部へのこだわりから、正統派ドライビングシミュレーターの最高峰として評価を受けており、eスポーツのパイオニアでもある。

『グランツーリスモ7』のアップデートが、10月3日から配信

新規収録車種として「三菱 ランサーエボリューション VIII MR GSR ’04」、「日産 GT-R Premium edition T-spec ’24」、「トヨタ ハイエース Van DX ’16」が追加、東京エクスプレスウェイ・中央ルート 外回りのレースイベント、エボリューション・ミーティングのモンツァ・サーキットが追加されるなど多岐にわたるアップデートとなっている。

■PlayStation公式サイト内『グランツーリスモ7』ページ
https://www.playstation.com/ja-jp/games/gran-turismo-7/

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Text:アウトビルトジャパン
Photo:Sony Interactive Entertainment