【新着情報】アウディ RSモデルをプラグインハイブリッド化 全モデル電動化進む

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アウディRSプラグインハイブリッド化

アウディは現在、プラグハイブリッド駆動のRSモデルに取り組んでいるようだ。アウディはモデルラインナップの電動化を続けている。そして将来的には、RSモデルにプラグインハイブリッドも用意されるという。我々は最新情報を入手した。

アウディはプラグインハイブリッドシステムを搭載したRSモデルの開発に取り組んでいるようだ。
オンラインの技術トークで、アウディのスポークスマンは次のように述べている。
「これらはプラグインハイブリッドパワートレインを備えて、RSモデルとして生まれ育ったものです」
しかし、これは驚きでもなんでもない。
今や、電動化は、支流ではなく、主流となりつつあるからだ。
内燃機関のおかげで、ハイブリッドはまだ過渡期のものであり続けるだろうが、電動モーターと組み合わせれば、経済的なものになることはいうまでもない。
そしてもちろん、アウディはこうして独自の電動化戦略を推進しているのだ。
アウディのレギュラーモデルの中には、すでにいくつかのプラグインハイブリッドが存在する。
今や、A3、A6、A7、A8のみならず、Q5とQ7のSUVでもプラグインハイブリッドは利用可能だ。
だがこれまでのところ、どのRSがプラグインハイブリッドとしてのスタートを切るのかは残念ながらまだ不明だ。
ただし、2021年末にデビューが予想されているRS 3が、そのプラグインハイブリッドモデルの筆頭になる可能性は低いだろう。
それよりも、フェイスリフト(RS 6やRS 7など)や新世代モデル(RS 5やRS 4)など様々なモデルに登場する予定の2023年に、初の電動化スポーツカーが発表される可能性の方が高いと思われる。

アウディの辛口モデル、RSがプラグインハイブリッドになってしまうのか…、と一瞬複雑な気持ちになったが、よくよく考えればこれは当たり前の流れでもあるし、アウディの開発陣だってRSをエコモードだけの車にするなどという愚行には進まないだろう。
おそらくRSは、普通のエンジンにモーターが加勢することで、今までのモデルよりもさらに速く、そして経済的にも走ることができる一台になるのではないか、と思うのだ。
もちろんこのように複雑なシステムを持つということは、マイナス面も多いことも当然で、まずはモーターとバッテリーに起因する重量の増加は心配である。
現在でもアウディの各モデルは十分に重いし、そのスポーツ版であるSもRSもクアトロシステムなどなどの理由で、決して軽いクルマではない。それがプラグインハイブリッドになることで、さらなる重量増を招いてしまったのでは、いくら高性能にしたところで正しい方向への進化とは言えないのではないだろうか。
できることならば軽量化で、さらに効率の良いRSモデル、そんなのが出てくることを待ちたいし、それまでの過渡的なモデルとしてのRSプラグインハイブリッドであると信じていたい。
そしていずれは完全電気自動車のみがRSと呼ばれる時代が来たとしても、本来さまざまな技術を売りにしていたアウディであるならば、決して間違った方向ではないとも思う。

Text: Catherine Berndt
加筆: 大林晃平