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ブレンボがグランツーリスモ ワールドシリーズRd.3東京にブレンボのアップグレードプロダクト(GT|BMシリーズ)を会場に展示

2024年10月2日

2024年9月28日(土)、グランツーリスモ ワールドシリーズ ラウンド3が東京を舞台に開催された。Playstation®用ゲームソフトGran Turismo™7のオフィシャルテクニカルパートナーとなっているBrembo(ブレンボ)はゲーム内のアップグレードプロダクト(GT|BMシリーズ)を会場に展示した。

Brembo(ブレンボ)はPlaystation®用ゲームソフトGran Turismo™7のオフィシャルテクニカルパートナーとなっている。Gran Turismo™ 7ではプレーヤーが自分のマシンのパフォーマンスをアップグレードすることができるバーチャルショップ、Tuning Shop (チューニングショップ)でブレンボへのアップグレードが可能だ。ゲームが進むにつれて、プレーヤーはオリジナルのブレーキディスクをスポーツレンジのものから別のブレンボブレーキングシステムのプロダクトにアップグレードさせていくことが可能で、カーボンセラミックブレーキディスクやGT|BMキャリパーなどロードカー向けとして最高レベルの性能を誇る最も特徴的なプロダクトまで幅広く用意されている。

グランツーリスモ ワールドシリーズ ラウンド3東京の会場に展示されたブレンボのキャリパー/ディスク。写真提供ブレンボ・ジャパン(右)

今シーズンのワールドシリーズは、7月6日の開幕戦モントリオール(カナダ)で火蓋が切られた。続くシリーズ第2戦は8月10日、チェコの首都プラハを舞台としての開催され、第3戦が2019年シーズン以来、実に5年ぶりとなる東京だ。その舞台は、2023年に開業したばかりの超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」内にあるTHEATER MILANO-Za。この東京ラウンドは、12月に開催される年間王者決定戦、ワールドファイナル前に実施される最後のラウンドでもあり、ワールドシリーズポイントを巡る戦いもさらに激しさを増す白熱の展開となった。

グランツーリスモ ワールドシリーズ ラウンド3東京は新宿のTHEATER MILANO-Zaにて行われた。

ブレンボとグランツーリスモ

「ブレンボのブレーキシステムの独自性をGran Turismo™シリーズにお届けできることを、大変誇りに思います。この象徴的なドライブシミュレーションゲームは、およそ25年前の発売以来、世界中の何百万人ものゲーマーによる力強いコミュニティを構築してきました」と、Gran Turismo™ 7のリリースにあたってブレンボの最高経営責任者、Daniele Schillaciはコメントしている。続けて「ブレンボにとって、このパートナーシップは、私たちのビジョン「Turning Energy into Inspiration」に沿った、若い世代の人たちとの繋がりを得る特別な機会だと考えています。今回、私たちのブレーキシステムのパフォーマンスとデザインが現実世界のアスファルトの上からGran Turismo™ 7のバーチャル世界へとやってきました。私たちが目指すのは、実際の運転体験と同じように、プレーヤーのゲーム体験をより一層強化することです」

ゲーム内の様々なサーキット・コース上において「Brembo」が表示されているとともに、ブレンボの60年の歴史、製品の外観と仕様については、Gran Turismo™7のブランドセントラルミュージアムとブランドセントラルで紹介されている。

グランツーリスモとブレンボ

Polyphony Digital Inc.の代表取締役でありGran Turismo™シリーズのプロデューサーでもある山内一典氏は「私たちが最初のGran Turismoをリリースするその前から、私にとってブレンボはヒーローブランドでした。昔ストリートレーサーだったころ、私はよくブレーキのフェード現象に悩んでいました。これは、当時のほとんどの量産車には、ごく一部の例外を除いて、クルマのパワーと重さに見合ったブレーキが装備されていなかったためです。私はサーキット上でブレンボブレーキの信頼性の高さをずっと感じてきたので、結果的にこのブランドとのつながりを常に持ち続けていました。そのため、真にハイパフォーマンスなブランドと言えるブレンボとGran Turismo™とのパートナーシップを発表できることを、嬉しく思います」と語っている。

Brembo(ブレンボ)について

ブレンボは、高性能ブレーキシステムおよびコンポーネントの設計・開発・生産の世界的なリーディングカンパニーです。1961年にイタリアで創業して以来、乗用車やバイク、商用車の一流メーカーへ革新的なソリューションを提供し続け、過酷なモータースポーツの世界選手権においては600以上のタイトルを獲得しています。15カ国に32の生産・事業拠点と9つの研究開発センターを構え、約16,000名の従業員と共に、最高のドライブ体験を追求する全ての人々が信頼できるソリューションを開発し続け、2023年の売上高は38億4,900万ユーロに達しました。「Turning Energy into Inspiration(エネルギーをインスピレーションに)」をビジョンに、最先端のデジタル技術と持続可能なソリューションを通じて、モビリティ分野の発展と未来の形成に貢献します。ブレンボは、ブレンボ(Brembo)、ブレコ(Breco)、AP、バイブレ(Bybre)、マルケジーニ(Marchesini)、SBS(SBS Friction)の各ブランドを所有し、APレーシング(AP Racing)ブランドでの事業も展開しています。

ブレンボ・ジャパン広報マーケティング担当さんも根っからのグランツーリスモファンでした。

グランツーリスモ ワールドシリーズ(GTWS)とは

2018年、グランツーリスモを通じて世界中のプレイヤーがドライビングの腕を競う新しいモータースポーツが幕を開けました。グランツーリスモ公式の世界規模のチャンピオンシップです。公式シリーズとして開催5年目を迎えた2022年シーズンに『グランツーリスモ7』の登場とともにスタートした新たなチャンピオンシップが「グランツーリスモ ワールドシリーズ(GTWS)」です。

グランツーリスモ ワールドシリーズは、『グランツーリスモ7』の「スポーツモード」を通じ、世界中のプレイヤーに開かれたチャンピオンシップ。シリーズ公式レギュレーションのもとでレースに参加し、ドライビングの腕を競い合います。レースで優れた速さとスポーツマンシップを発揮したプレイヤーには、「ワールドシリーズ」「ワールドファイナル」という、世界の頂点へと通じるビッグイベントに参加する道が開けます。

グランツーリスモ ワールドシリーズには、国・地域で競う「ネイションズカップ」と、自動車メーカーで競う「マニュファクチャラーズカップ」という、ふたつのチャンピオンシップがあります。ラウンド1はカナダ・モントリオールで開催され、ラウンド2がプラハ、ラウンド3が東京で開催されます。個人戦のフォーマットで、オンライン予選で選ばれた12人のドライバーが出場。オンライン予選は『グランツーリスモ7』のスポーツモードを通じて参加できます。

Gran Turismo™ について

Gran Turismo™は、Sony Interactive Entertainment Inc.の子会社によって開発されたゲームソフトです。1997年に日本で初めて発売されて以来、数々の賞を受賞したこのゲームフランチャイズは、実物と見間違うほどの写実的なグラフィック、本格的な物理技術の適用、そして細部へのこだわりから、正統派ドライビングシミュレーターの最高峰として評価を受けています。Polyphonyとその有名なクリエーター山内一典氏は、レーシングゲームジャンルにおける革命の立役者です。

Text&Photo:アウトビルトジャパン