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【F1第17戦アゼルバイジャンGP 予選】パーフェクト!ルクレール(フェラーリ)がポールポジション!

2024年9月15日

アゼルバイジャンの首都バクーで行われたアゼルバイジャンGPの予選で、フェラーリのルクレールが完璧な走りでポールポジションを獲得。フェルスタッペンはまたも不調で6番手で予選を終えた。

ランド・ノリスは大きな挫折を喫した。マクラーレンのスターは、運転ミスとイエローフラッグの誤判定により不必要にアクセルを緩めたことでQ1を通過できず、決勝レースは17位からのスタートとなる。

「黄旗が見えたので、ラップを止めた」とノリスは一言で説明した。「明日、まだ何ができるか見てみよう」。現在、このイギリス人ドライバーは、世界選手権リーダーのマックス フェルスタッペンに62ポイント差をつけられている。「世界チャンピオンになりたければ、あんなプレーはできない」とドイツのテレビ局・RTLの解説者でハースF1の元代表ギュンター・シュタイナーは批判する。

ランド ノリスはアゼルバイジャンGPを17番手からスタートする。
Photo:LAT/Pirelli

2番手のピアストリ

チームメイトのオスカー・ピアストリが2位につけたため、スタートポジションの悪さはさらに腹立たしい。「あれはおそらく人生最悪のラップだった」と彼は認めた。

ピアストリを見事に抑えたのはフェラーリのスター、シャルル ルクレールだった。モナコ出身のルクレールは、地元モンツァでの勝利に続き、26回目のポールポジションを獲得した。全体的にはフェラーリの速さは本物で、カルロス サインツが3位に入った。

世界チャンピオンのマックス フェルスタッペンは満足していない。オランダ人ドライバーは6番手に甘んじ、今シーズン初めてチームメイトのセルジオ ペレスより予選で遅れをとった。ペレスは4番手で0.2秒速かった。一方、フェルスタッペンは無線でリアエンドが「跳ねる」ことに対して不満を漏らし、「どこにも行けない」と語った。

ヒュルケンベルグ、ベアマンより遅い

ドイツ人ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグにとって、またしても不利な状況となった。彼はハースを14番手にとどめたが、これは1レース出場停止となったケビン マグヌッセンに代わって出場する若き新チームメイトのオリバー ベアマンよりも悪い。このイギリス人ドライバーは11位でフィニッシュし、ヒュルケンベルグより0.2秒速いタイムとなった。

ニコ・ヒュルケンベルグはハースを14番グリッドにとどめた。
Photo:LAT / Pirelli

「ちょっとスピードが足りなかった」とヒュルケンベルグは認めた。「第2セクターは理想的ではなかった。満足していない。車に少し自信がなかった」彼は、2025年にハースのレギュラードライバーに昇格するベアマンを大いに称賛している。「オリーはとてもとてもうまく運転している。昨日からそうだ。ペースが速く、マシンとも馴染んでいる」

アルボン、ファンを付けたまま走り出す

Q3の冒頭で奇妙な光景が。アレックス アルボンはエアボックスの前に冷却ファンを付けたまま走り出し、ピットレーンからコースに出たときに初めてそれに気付いた。アルボンは頭の上に手を伸ばして、トラックマーシャルに冷却ファンを預けた。結局、この事故でスピードが落ちたアルボンは時間内にフィニッシュラインを通過できず10番手となり、新しいチームメイトのフランコ コラピントの方が0.3秒ほど速く9番手となった。

2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP予選結果(10位まで)
1位 シャルル ルクレール(モナコ)- フェラーリ 1分41.365秒
2位 オスカー ピアストリ(オーストラリア)- マクラーレン +0.321秒
3位 カルロス サインツJr(スペイン)- フェラーリ +0.440秒
4位 セルジオ ペレス(メキシコ)-レッドブル +0.448秒
5位 ジョージ ラッセル(イギリス)- メルセデス+0.509秒
6位 マックス フェルスタッペン(オランダ)- レッドブル +0.658秒
7位 ルイス ハミルトン(イギリス)- メルセデス +0.924秒
8位 フェルナンド アロンソ(スペイン)- アストンマーティン +1.004秒
9位 フランコ コラピント(アルゼンチン)- ウイリアムズ +1.165秒
10位 アレックス アルボン(タイ)- ウイリアムズ +1.494秒

Text:Bianca Garloff