【新車情報】VWティグアンX 中国市場向けSUVクーペ その全容

599

VWティグアンX(2020): 中国、市場ローンチ時期、価格、エンジン、インテリア

VWはティグアンをクーペとしたティグアンXを発表したが、このSUVクーペは中国でのみ販売される予定だ。エンジンはパワーアップされた2種類のガソリンエンジンが用意されている。

VWティグアンのクーペバージョンは何年もの間議論されてきた。
今それは現実のものとなる。
しかし、中国だけのために。
発表されたばかりのティグアンXは、2020年内に中国の販売店のショールームに並ぶ予定だ。
ただし、新型SUVは通常のバージョンではなく、より長いオールスペースに基づいて開発されたものだ。
ティグアンのクーペは4.77メートルで、7人乗りのティグアンよりも、さらに7センチ長くなっている。
BピラーまでのティグアンXは、ほぼティグアンのフェイスリフトのように見え、そこから傾斜したルーフラインが始まり、「ティグアンX」の文字が付いた再設計されたリアエンドにつながっている。
リアライトは非常に大きく、独自の特徴があり、LEDのバンドで接続されている。
エプロンの大部分は光沢のある黒で、その中にトリミングされたクロム色のテールパイプは、通常のモデルよりもはるかに高い位置にある。

リデザインされたリアは、改造されたテールライトが特に印象的だ。©SAIC Volkswagen Automobile Co, Ltd.

186および220 PS
インテリアに変化はない。
だが:
VWは傾斜の急なルーフラインにもかかわらず、ティグアンXの後部座席に十分なスペースを確保してあり、トランクにも十分に広いスペースを確保している。
SUVクーペは、最初は4気筒ガソリンエンジンを搭載する予定だ。
VWは、186馬力または220馬力の2種類のパフォーマンスレベルを提供する。
それらのエンジンは7速DSGと結合される。
VWは現時点ではまだクーペの価格を明らかにしていない。
しかし、エンジンが非常に強力であるため、通常のティグアンよりもかなり高価になる可能性がある。
ドイツではティグアンは28,200ユーロ(約358万円)から始まるが、130馬力エンジンしかない。
ティグアンXはおそらく中国で独占的に入手可能な車であり続けるだろう。
少なくともVWはヨーロッパでこのSUVクーペを提供することを視野には入れていないようだ。

インテリアは通常モデルのティグアンからそのまま引き継がれているようだ。 ©SAIC Volkswagen Automobile Co, Ltd.

トゥーランに、ティグアンに、トゥアレグに、Tクロス…。いやいや、フォルクスワーゲンのネーミングは、いささかわかりにくくて、どれがどれだか頭にその姿が浮かんでこないのだけれど、このティグアンXはみたまんま、ティグアンをクーペボディにしたものである。
BMWのX4とか、メルセデスベンツのGLCあたりをライバルに想定されたティグアンXは、ちょっとテスラXを思い出させるデザインではあるが、デザイン過剰に走ることもなく、なかなかシンプルで好感が持てるデザインである。
とはいっても、SUVにこういうクーペのモデルが必要なのか、とか、ガソリンエンジン2種類は少なすぎるのではないか、という突っ込みどころはあるが、価格を考えればそれほど文句を言う気もなくなるし、ライバルの車たちから見れば割安とも思う。
日本のメーカーのSUVであるCX-5 やハリアーと同じくらい(あるいは割安)な設定にティグアンX。中国以外の国でも発売すれば(価格が今のまま割安な設定ならば)、人気者になる可能性は高いと思う。

Text: Katharina Berndt
加筆:大林晃平
Photo: SAIC Volkswagen Automobile Co, Ltd.