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【胸が張り裂けそう・・・】メルセデス300SLやランボルギーニ ミウラなど世紀の名車が悲惨な状態で何十年も放置 でも今、再生の希望が・・・

2024年9月12日

「ルディ クライン コレクション(Rudi Klein Collction)」:サザビーズが世界一壮大なスクラップヤードを競売にかける。いわゆる「ルディ クライン コレクション」がハンマーにかけられる!サザビーズが10月に開催するオークションには、希少なクラシックカーや失われたと思われていた車が多数出品される。

胸が熱くなるかもしれない。オークションに出品されるクラシックカーの1台や2台が、かなり状態の悪いものであることは珍しくない。通常、バーンファインディング(納屋で発見された)と呼ばれるそのようなモデルは、時折オークションに現れ、最高入札者に売却される。10月には、カナダのビエンハイムに本社を置く有名なオークションハウス、「RMサザビーズ」が、いわゆる「ルディ クライン コレクション」のバーンファインディングモデルをオークションに出品する。

「ルディ クライン コレクション」とはいったい何なのか?ルディ クラインはドイツから移民として、1950年代後半に北米に渡った。当初は肉屋としてキャリアをスタートさせたが、やがてヨーロッパのクラシックカーをスクラップして売買した方がもっと儲かると気づき、1967年に「ポルシェ フォーリン オート」を設立した。

コレクションは一般公開されなかった

それから数十年、クラインはロサンゼルス郊外でスクラップヤードを経営しながら、史上最も重要なコレクターズカーを静かに集めていった。クラインのコレクションは一般公開されていなかったため、伝説的な神話の場所となり、その内容は多くの憶測を呼び、ごく限られた人しか立ち入ることを許されなかった。

これらのポルシェ、メルセデスは、時間の経過とともに完全に錆びつき、名残を残すのみとなった。

クラインの死後20年以上が経過し、最近ヨーロッパから戻ってきた車も含め、これらの驚くべき自動車が初めて公開オークションに出品される。

約200台がオークションに出品される

オークションに出品されるのは全部で、約200台で、ライブまたはオンラインで販売される。オークションに出品されるモデルの中には、レーシングドライバーのルドルフ カラッチオラが所有していたとされ、状態によっては最大2,000万ユーロ(約33億円)の価値があると推定される「メルセデス500K(W29)」など、希少なクラシックカーも含まれている。

アルミニウムボディを持つ「メルセデス300 SL」は29台しか生産されなかったが、そのうちの1台である「Alloy Gullwing」も10月からロサンゼルスでオークションにかけられる。コレクションには、「ポルシェ356」、「ランボルギーニ ミウラ」、「イソ グリフォA3/Lスパイダー」プロトタイプ、「ホルヒ855スペシャル ロードスター」も含まれる。

数台のランボルギーニ ミウラは、長年スクラップ場のホールに埃をかぶっていた。

現在のところ、10月のオークションでは約70台がライブで出品され、さらに125台がオンラインで追加される予定だ。しかし、正確な数は後日変更される可能性がある。残念ながら、これらの車は悲惨な状態であるため、新しいオーナーの愛情が必要である。しかし、クラシックカーに新しい人生のチャンスが与えられるのは掛け値なしに喜ばしいことだ。

フォトギャラリー:サザビーズのジャンクヤード・オークション

Text: Sebastian Friemel
Photo: Robin Adams ©2024 Courtesy of RM Sotheby’s