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BMW M5ツーリングが復活!グラマラスなBMWのラグジュアリークラスエステートカーの魅力とは?

2024年8月28日

BMW M5ツーリング:復活したM5ツーリングは727馬力のV8プラグインハイブリッドとして、ラグジュアリーモデル「5シリーズ」の第3のエステートとなる。

テクニカルデータ一覧
・エンジン:V8ツインターボ+電動モーター
・排気量:4395 cc
・システム出力:535kW(727馬力)
・システムトルク:1000Nm
・駆動方式:全輪駆動/8速オートマチックトランスミッション
・0-100 km/h加速:3.6秒
・最高速度:250km/h / 305km/h(Mドライバーズパッケージ)
・車両乾燥重量:2,475kg

「E34」と「E61」の共通点は?そう、どちらも「M5ツーリング」があった。そして今回、「G91」がBMWのスポーティなラグジュアリークラスエステートカーの仲間入りを果たした。

「M5サルーン」同様、このスポーツエステートも通常の「5シリーズ」より幅が広く、フロントで7.5cm、リアで4cm広い。巨大なホイールアーチを埋めるため、フロントアクスルには20インチ、リアアクスルには21インチのタイヤが装着されている。

M5ツーリングにカーボンルーフはない

台形に囲まれた新しいデザインのフロントエプロンは、「M5ツーリング」に力強さを与え、垂直のエアカーテンはフロントエンドの幅を視覚的に広げている。ダブルキドニーグリルは、ご要望に応じてイルミネーションにすることも可能だ。リアには、ファットなディフューザーと、Mモデルにふさわしい4本出しのエグゾーストシステムが装備されている。

ワイドなフェンダーと大型のエアインテークにより、ずんぐりとした外観の「M5ツーリング」。キドニー・グリルのイルミネーションはオプション。

ただし、サルーンとは異なり、「M5ツーリング」にはカーボンルーフは装備されない。室内をより明るくするパノラミックルーフはオプションで注文できる。「M3」でおなじみの「マン島グリーン」を含む新色も用意されている。ちなみに写真車両は「フローズンディープグレーメタリック」だ。

通常の5シリーズ ツーリングより狭いトランクスペース

しかし、ご存知の通り、「ツーリング」はスペースがすべてであり、それは十分にある。しかし、トランク容量は500リットル(最大1630リットル)と、通常の「5シリーズ ツーリング」より70リットル少ない。バッテリーとドライブ系統にスペースが必要だったようだ。

コックピットは5シリーズやM5サルーンでおなじみだが、OSは最新のOS 9ではなく、OS 8.5のままだ。

パワーユニットについて言えば、「M5ツーリング」のボディの下にどんなモンスターが潜んでいるかは、すでにサルーンで知られている。当然ながら、エステートにも4.4リッターV8ツインターボ+電動モーターをトランスミッションに組み合わされたプラグインハイブリッドが搭載される。圧縮比の向上(10.0:1から10.5:1)と相まって、内燃エンジンがパワーの大部分を供給するが、最高出力は585馬力と、これまでのM5コンペティション(625馬力)よりも低い。電動モーターと合わせて、システム出力は最大727馬力、最大トルクは1000Nmとなる。

エステートはサルーンより2000ユーロ高い

公称乾燥重量が2.5トンあるにもかかわらず、バイエルン製エステートは0から100km/hまで3.6秒という驚異的なスピードで駆け抜ける。200km/hまでは11.1秒(サルーンは10.9秒)。電子制御により最高速度は250km/hに制限されるが、オプションのMドライバーズパッケージを装着すれば、最高速度は305km/hまで引き上げられる。

2列目には背の高い人でも十分なスペースがあり、トランクは通常のハイブリッド5シリーズ ツーリングより小さい。

新型M5ツーリングは146,000ユーロ(約2,400万円)からディーラーで販売される。

結論:
ついに「M5ツーリング」が登場した。ルックスも見事だし、データシートを一目見ただけでも期待できそうだ。最大の欠点は2.5トンに迫る重い車重だろうが、十分なパワーでこれを打ち消せることを期待したい。

Text: Sebastian Friemel
Photo: BMW Group