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【2024 SUPER GT】灼熱の第4戦 FUJI GT 350kmレースをARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT#8が勝利を飾る!!!

2024年8月9日

2024 AUTOBACS SUPER GT Rd.4『FUJI GT 350km RACEの決勝レースが、8月4日に富士スピードウェイ(1周4,563m×3時間)で行われた。

GT500クラスは今シーズンからCIVIC TYPE R-GTを投入した#8ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT#8がポールトゥウィンを達成。2位にも#100 CIVIC TYPE R-GTが入り、HONDA CIVIC TYPE R-GTがワンツーフィニッシュを飾った。

GT500 レーススタートシーン。ポールポジションスタートの#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTが1コーナーへ入っていく。

GT300クラスも見事ポールトゥウィンを達成した#65 LEON PYRAMID AMGと2位にグッドスマイル 初音ミク AMGが入りこちらもメルセデスのワンツーフィニッシュを飾った。

GT300 レーススタートシーン。ポールポジションスタートの#65 LEON PYRAMID AMGがレースをリードする。

GT500はポールポジションスタートの#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8が難なく好スタートを決めポジションキープ。2番手、3番手も予選順位と同じく#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT、No.64 Modulo CIVIC TYPE R-GTと続いていく。その後、トップを走る#8が2位とのギャップをじわじわと広げに掛かる。

GT500クラス2位入賞を飾った #100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT 山本 尚貴 / 牧野 任祐

上位陣はバトルもなく淡々と周回を重ねていたが、後方では8位スタートであった#14 ENEOS X PRIME GR Supraが1周目で6番手までジャンプアップし、その後も各車をパスし26周目には何と3番手までジャンプアップしていた。

GT500 4位スタートから粘りの走りで3位入賞を飾った#38KeePer CERUMO GR Supra 石浦 宏明 / 大湯 都史樹

その後、2番手を走っていた#100号車は32周目にトップを走る#8より先にピットインしてピット作業、給油、ドライバー交代を難なく済ませピットアウト。トップの#8は34周目にピットインし所定の作業を終えピットアウト。#100はハイペースで周回を重ね、#8号車との差を詰めてき47周目には0.417秒差にまで迫る。しかしトップ#8も引き下がらず数周に渡り攻防が見られたが、ハイペースでタイヤの摩耗が進んでしまったか徐々に差が広がって行くことに。その結果、#8がそのままリードを保ったままチェッカー。

2位フィニッシュで見せ場を作ってくれた#100号車は3.277秒差で2位フィニッシュ。3位争いは早めにピットインの作戦を行った#38KeePer CERUMO GR Supraが先行を許した#14や他車もパスをして、しぶとい走りで3位フィニッシュを飾った。

GT500クラス前戦までのドライーバーズポイントリーダーの #36 au TOM’S GR Supra 坪井 翔 / 山下 健太はサクセスウエイトが74kgと大きなハンデながらも予選14番手スタートから見事な追い上げをみせ、7位フィニッシュを果たしポイントリーダー死守に成功した。

その結果、#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTはドライバーランキングでも2番手まで浮上し、同ランキングトップであった#36au TOM’S GR Supraはサクセスウエイトが74kgもありながら14番手スタートから7位フィニッシュを飾りポイントリーダー死守に成功した。

見事ポールトゥウィンを飾った#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの野尻 智紀 / 松下 信治

GT500ポイント圏内リザルト
1位 #8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 野尻 智紀 / 松下 信治
2位 #100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT 山本 尚貴 / 牧野 任祐
3位 #38 KeePer CERUMO GR Supra 石浦 宏明 / 大湯 都史樹
4位 #14 ENEOS X PRIME GR Supra 大嶋 和也 / 福住 仁嶺
5位 #12 MARELLI IMPUL Z 平峰 一貴 / B.バゲット
6位 #16 Modulo CIVIC TYPE R-GT 伊沢 拓也 / 大草 りき
7位 #36 au TOM’S GR Supra 坪井 翔 / 山下 健太
8位 #17 Astemo CIVIC TYPE R-GT 塚越 広大 / 太田 格之進
9位 #19 WedsSport ADVAN GR Supra 国本 雄資 / 阪口 晴南
10位 #37 Deloitte TOM’S GR Supra 笹原 右京 / G.アレジ

GT300クラスもポールトゥウィン

GT300もスタートは予選順通り順位に変動はなく各車クリーンなスタートとなったが、後方では接触などで緊急ピットインを行うチームがあるも、そのままレースは進行して行く。

GT300クラスは#65LEON PYRAMID AMGがポールトゥウイン

トップを走る#65LEON PYRAMID AMGは好ペースで2位以下との差をどんどん広げていく。その後方では#4グッドスマイル 初音ミク AMG以下4台のバトルが繰り広げられていた。

GT300クラス3位スタートから見事2位入賞を果たした#4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 / 片岡 龍也

その後、GT300の車両がトラブルであろうかダンロップコーナーでストップしてしまった。そうすると、そのマシンを回収するためのFCY(フルコースイエロー)が導入されるとピットイン出来ないレギュレーションの為、トップを走る#65のドライバーがそれを察知したのか、FCY導入の前にピットインすることに成功。案の定FCYが導入され、他車はピットイン出来ない為、大量リードを築く事ができた。

安定したペースで周回を重ね、#65が大量リードを維持したまま見事チェッカーを受けポールトゥウィンを飾った。2位にもメルセデスAMG GT3#4が入り、メルセデスのワンツーフィニッシュを飾り、3位には6番手スタートからしぶとい走りでじわじわと上位に食い込んできた#56リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが入賞した。

GT300ポイント圏内リザルト
1位 #65 LEON PYRAMID AMG 生 尚弥 / 篠原 拓朗 / 黒澤 治樹
2位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 / 片岡 龍也
3位 #56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 佐々木 大樹 / J.P.デ・オリベイラ
4位 #777 D’station Vantage GT3 藤井 誠暢 / C.ファグ
5位 #88 JLOC Lamborghini GT3 小暮 卓史 / 元嶋 佑弥
6位 #87 METALIVE S Lamborghini GT3 松浦 孝亮 / 坂口 夏月
7位 #7 Studie BMW M4 荒 聖治 / N.クルッテン / B.スペングラー
8位 #2 muta Racing GR86 GT 堤 優威 / 平良 響
9位 #6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 片山 義章 / R.メリ・ムンタン
10位#11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 / 石川 京侍

GT500、GT300ともに熾烈なポイント争いに目が離せない。

次戦のSUPER GT第5戦は8/31〜9/1に三重県の鈴鹿サーキットで350kmレースとして開催される。いよいよシーズン折り返しを迎え、後半戦に突入し随所で白熱したバトルが見られるはずだ。誰もが予想できない様な激しいバトルが続くこのSUPER GT是非とも生でこの素晴らしいレースを見逃さず観に来て欲しい。

Text:Hisao Sakakibara
Photo:Auto Bild JAPAN編集部 / Hisao Sakakibara