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【新着ニュース】 プジョーのベストセラー小型SUV 3008フェイスリフトバージョンデビュー 全情報

2020年9月4日

プジョー3008フェイスリフト(2020): インテリア、エンジン、プラグインハイブリッド、価格、市場ローンチ時期

牙を剥いたようなデイタイムランニングライトを備えたプジョー3008のフェイスリフトバージョンが発表された。プジョーは3008をフェイスリフトした。現在のブランドフェイスに加え、SUVには新たなアシスタントとインフォテイメントシステムの見直しが行われた。全ての情報をお届けする。

➤ 市場ローンチ時期と価格
➤ デザイン
➤ インテリア
➤ イクイップメント(装備)
➤ エンジン

デビューから4年間の生産を経て、プジョー3008はフェイスリフトされた。
フランス製コンパクトSUVは、牙のデザイン、最新のインフォテインメントシステム、新しいアシスタントシステム、幅広いペイントカラーと内装デザインなどを備え、現在のブランドの顔を軽やかに表現している。
フェイスリフトバージョンはまた、様々なディーゼルとガソリンエンジンと2種類のプラグインハイブリッドバージョンが再び利用可能だ。
プジョー3008のフェイスリフトは、2020年末までにディーラーで展開される予定だ。
価格は、現在28,415ユーロ(約360万円)で始まる現行モデルのレベルにとどまる可能性がある。

フロントで最大の変化

フェイスリフトされた3008は、新しくデザインされたフロントではっきりと認識できるようになっている。
将来的には、より小さな2008モデルからすでに知られている現在のブランドの顔を備えるだろう。
フレームレスのラジエーターグリルは、新しいLEDヘッドライトの境界になっていて、牙のようなデザインのデイタイムランニングライトは、エプロンにまで伸び、クロームチップで終わっている。

高い位置に装着されたヘッドライトの下にで、外側に向かって大きくなるブラッククロームエレメントは、グリルの垂直ラインを示している。
最高のバージョン、「GT」と「GTパック」では、ヘッドライトは、フルLEDテクノロジーとベンド照明を備えている。
それらはまた、フォグランプに代わる、いわゆる「フォギーモード」も備えている。
リアフォグランプが作動すると、ディップビームが視界状況に合わせて適応するようになっている。

一方でリアスタイルには変化が少ない。

フルLEDテールランプの光のサインは、フェイスリフト時に立体的な効果が加わり、シーケンシャルターンシグナルがワイプ効果で変化を示すようになった。

フルLEDテールランプの光のサインは、フェイスリフトモデルでは立体的な効果を発揮する。

最新のインフォテインメント

インフォテイメントもフェイスリフトに合わせて最新のものに変更されている。
プジョー3008のi-コックピットは、デジタル機器やその他の有用な情報を表示する高解像度の12.3インチのインストルメントクラスターで構成されている。
ニューテクノロジーのおかげで、先代モデルよりも見やすくなっているはずだ。
中央のディスプレイも高解像度で、8インチから10インチに拡大されている。
エアコンやナビゲーション、スマートフォンアプリ(Apple CarplayやAndroid Auto経由)などの最も重要な機能は、今でも画面下のトグルスイッチで選択操作することができる。
プラグインハイブリッドには、電気機能のメニューを呼び出すボタンが追加されている。
さまざまな新しいトリムストリップやカバーが追加され、内装には装備に応じてレッドのナッパレザーやダークウッドを装着できるようになった。

先代モデル同様、重要な機能はセンターディスプレーの下のトグルスイッチ式を介して操作される。

フェイスリフト3008 はナイトビジョンカメラも搭載

フェイスリフトは、3008にプジョーから利用可能なすべての新しいアシスタントシステムを与えている。
例えば、SUVには、赤外線カメラを使って車の前200~250mまでの距離で歩行者や野生動物を検知し、その画像をデジタル計器盤に送信するナイトビジョンシステムを搭載している。
さらに、3008には、近接制御システムと自動システムを組み合わせて使用できるようになり、半自律運転が可能になっている。
さらに、自動緊急ブレーキアシストや、ストップサインや一方通行、追い越し禁止区域を認識する交通標識認識システムが強化されている。
今回のフェイスリフトでは、「アクティブ」、「アリュール」、「GT」の3種類の有名な装備ラインに、それぞれ適切なパッケージが与えられ、選択したバージョンをアップグレードすることができるようにもなっている。

3種類の内燃機関と2種類のプラグインハイブリッド

エンジンにはほとんど変更はない。
市場投入時には、180馬力のディーゼルは、もはや利用できないので、131馬力の1.5リッターディーゼルエンジンのみが利用可能となる。
これはマニュアルの6速トランスミッション、または8速オートマチックトランスミッションで注文することができる。
131馬力の3気筒ガソリンエンジンも同様だ。
燃焼ユニットの中では、排気量1.6リッターから181馬力を発揮する4気筒ガソリンエンジンがトップモデルとなる。

2種類のプラグインハイブリッドはパフォーマンスには何の変化もない

フェイスリフト3008には2種類のプラグインハイブリッドバージョンが設定されている。
エントリーモデルでは、1.6リッターガソリンエンジン(181馬力)が、110馬力の強力な電動モーターとともに作動する。
4輪駆動システムを備えたより強力なバージョンでは、ガソリンエンジンが200馬力を発揮し、さらに112馬力の電動モーターと相まって、システム出力は300馬力に達する。
そして13.2 kWhのバッテリーがフェイスリフト3008の電力を蓄える。
このバッテリーによって、弱いバージョンのプラグインハイブリッドは、純粋に電気のみで56キロ、四輪駆動モデルは59キロをカバーすることができる。
オプションのオンボード充電器を使用すると、バッテリーをより迅速に再充電できるようになっている。
プジョーによれば、バッテリーは1時間45分後に再び充電されるとのこと。

日本への導入だが今年の後半(年末)から来年にかけて輸入されるはずである。様々なエンジンのモデルが導入されるはずで、プラグインハイブリッドも輸入されるのではないだろうか。

225馬力と300馬力で、依然プラグインハイブリッドバージョンは最もパワフルな3008だ。

Text: Catherine Berndt
Photo: Peugeot