【スクープ】特許申請 レクサスから新型SUV? LBX
2020年9月3日
レクサスLBX: その特許は、新しいSUVの発表を示唆する
この特許申請は新型レクサスの小型SUVを示す可能性がある。略語の特許がレクサスの新型小型SUVを示す可能性。我々はトヨタが商標登録した、「LBX」というモデル名に、どのトヨタ車がベースとして採用される可能性があるかを調べてみた。
この特許申請(商標登録)を使って、レクサスは新モデルを発表する可能性がある。
2020年8月の初め、トヨタは「LBX」という略語を商品登録して保護した。
そして今、その噂はどんどん膨れつつある。
ヤリス クロスをベースにしたレクサスの可能性が高い
最も可能性が高いのは、LBXという名前が新型車を意味することだ。
より控えめに言うなら、先に発表されたトヨタ ヤリス クロスと新開発グローバルアーキテクチャー Bプラットフォームをベースにしたレクサスのクロスオーバー車(SUV)である可能性が高い。
したがって、「L」はレクサス、「B」は小型車のプラットフォームやバッテリー、「X」はクロスオーバーを意味するということになる。
しかし、レクサスは常に2文字の略語を使っているので、小型で、おそらくはフル電動のクロスオーバーを準備しているコンセプトカーに、「LBX」という言葉を使うのがもっともらしい推理だ。
これが2023年までに市場に登場する可能性は低い。
その場合、小型レクサスのシリーズ名は、「BX」になるかもしれないと我々は考えている。
まずは様子を見ながら、レクサスの次の動きを注視していきたい。
昔から、小さいレクサスの噂はずっと継続して存在している。今までのところプリウスをベースにしたCTが最小のモデルであったが、本当はもっと小さいモデルも登場したらいいのに、と私も思っていた。
昔のバンデンプラのような、あるいはルノー5(サンク)バカラのような、小さくとも高級で、取り回しの良いレクサス、そんなのがあったら、と何回も登場する小さいレクサスの想像イラストを見ながら思ったものである。
だが昔から日本では、小さな高級車を出す度に売れずに、モデル廃止の憂き目にあう、というのも通例で、トヨタにとってもプログレやIQ(これはレクサスブランドで、思い切り高級に振って(さらにあと少しデザインをなんとかして)、出したのであれば、なかなか良い成績を出せたのではないかと思う。いまだにIQ(残念でならないが)の成績不振は心の傷として残ってしまっているのだろう。
結局日本では、小さな高級車を欲しているのは、自動車メディアとジャーナリストだけで、実際には成り立たない世界なのか…、そう思っていたが、SUVというジャンルが大流行した今だからこそ、小さな高級SUVという市場は確立できるのではないか、というのが今の状況だし、だからこそのBX登場予想なのである。
大きすぎず燃費の良いレクサスの小型SUV、これはなかなかいい路線の一台だと思うし、新しい購買層を獲得できるようにも思える。
ただし余計なお節介としては、レクサスのラインナップがSUVばかりになってしまうことと、BXというネーミングが、シトロエンの名車BXとかぶってしまう点だけは何とかしてほしい。
Text: Peter R. Fischer
加筆:大林晃平