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ヨーロッパ最小の7人乗りSUV 新型「シトロエンC3 エアクロス」の全情報!

2024年7月6日

シトロエン C3 エアクロス(Citroën C3 Aircross):ヨーロッパ最小の7人乗りSUV登場。同等のサイズのクルマはおそらく他にはないだろう。

我々のおすすめポイント
・魅力的な価格
・コンパクトな7人乗り
・内燃エンジン、ハイブリッド、完全電気自動車
不満な点
・7人乗りのトランクルームはわずか42リットル
・3列目シートへのアクセスが困難

2024年秋に市場導入

「シトロエン C3 エアクロス」の第3世代が登場した!「C3」とプラットフォームを共有するが、「C3 エアクロス」は24cmも大きくなって、7人まで乗ることができる。駆動システムに関しては、できるだけ多くのニーズに応えることを目指しており、内燃エンジン、ハイブリッド、電気自動車の3種類の駆動システムが用意される。シトロエンは2024年秋の市場投入を予定している。

価格:2万ユーロ(約340万円)以下から

小型SUVの価格は妥当以上だ。「C3エアクロス」のガソリンバージョンは18,490ユーロ(約314万円)から、オールエレクトリックバージョンは少なくとも26,490ユーロ(約450万円)からとなっている。

新型「シトロエン C3 エアクロス」は先代よりも24cm長くなった。

デザイン:エッジを効かせたC3エアクロス

デザイン面では、「C3 エアクロス」は先代モデルとは大きく異なり、以前よりもはるかに角張ったものとなっている。しかし、この外観は新型の「C3」と多くの要素を共有しているため、まったく新しいものではない。SUVの派生モデルとして、「C3 エアクロス」は当然車高が高い。

カラー調整可能なトリムエレメントなど、多くのディテールがこの印象を後押ししている – 横縞の「C3」とは異なり、「エアクロス」では縦に並んでいるからだ。ヘッドライトは見慣れたものだが、グリルのデザインが変更され、よりよく溶け込んでいる。また、フロントエプロンには大型のアンダーライドガードが装着されている。

例えば、2つのリアライトをつなぐ装飾エレメントなどである。

7人分のスペース

そう、このクルマは本当に7人乗りのスペースを提供しているのだ。「シトロエン C3 エアクロス」をよく見ると、信じられない。全長はわずか4.39mで、「VWゴルフ」より10cmほど長いだけだ。しかし、先代モデルと比べると、「エアクロス」はなんと24cm長く、1.4cmも広く、5cm近くも高い。

パワートレイン: C3エアクロスのための3つのドライブシステム

「C3エアクロス」は、いわゆるスマートカープラットフォームを活用し、あらゆる要件に適したドライブを提供する。100馬力の1.2リッターエンジンを搭載した燃焼バージョン、136馬力のマイルドハイブリッド、そして完全電気自動車の「eC3 エアクロス」が用意される。

電気自動車は113馬力で、44kWhのバッテリーを搭載し、300kmの走行が可能だ。2025年には航続距離400kmのモデルも登場する予定だ。

装備:最大7人乗りのインテリア

最大7人分の乗員スペースを提供する同クラスのサイズのクルマは、おそらく他にはないだろう。まあ、筆者のような身長1.90mの人間にとっては、一番後ろはあまりにも窮屈である。しかし、短距離の移動なら我慢できる。また、乗り降りの練習が必要で、クライミングのスキルがあると有利だ。

3列目は身長1.90mの人には狭すぎる。ここにうまく座れるのは子供だけだ。

7人乗りでわずか42リットルのトランクルーム

7つのシートをすべて立てると、積載量は非常に限られる。42リットルが入ることになっているが、正直なところ、小さなバッグを積むほどの大きさしかない。しかし心配はいらない。7人乗りを必要としない顧客は、「C3エアクロス」をクラシックな5人乗りとして注文することもできる。その場合、少なくとも460リットルがトランクに入り、積載量は最大1600リットルまで拡張できる。

上級トリムレベルでは、10.25インチのインフォテインメントスクリーンが装備される。

コネクティビティに関しては、「C3」の伝統的なマナーが発揮されている。装備レベルに応じて、エアクロスはワイヤレス充電、Apple CarPlay、Android Auto、10.25インチのインフォテイメントスクリーンを提供する。しかし、ベースモデルでは、ドライバー自身のスマートフォンもナビゲーションに使用する必要があり、そのためにケーブル接続による充電オプションを含むデバイスが用意されている。

結論:
扱いやすい大きさで最大7人乗り。これは小柄な人には適しているかもしれないが、背の高い乗員には実用的ではない。しかし、シトロエンは最小の車でも多くの人が乗れるスペースがあることを示している。リーズナブルな価格とあいまって、新型「C3エアクロス」の多彩な駆動システムは、多くの人にとって完璧な日常の友となるはずだ。

Text: Katharina Berndt and Sebastian Friemel
Photo: Citroën / Stellantis